コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

ヘイウッド・ウェイクフィールドが好かれる3つの理由・・・

2009-01-17 18:29:59 | ヘイウッド・ウェイクフィールド

古くは1826年創業のヘイウッド・ウェイクフィールド Heywood Wakefieldという家具会社の家具。


アメリカには多くの愛好者がいて、ヘイウッド製品だけを集めた参考書やプライス・ガイドも出版されています。



『なぜ、好まれているのか・・・。』



もちろん古く歴史のある会社で知名度があるから・・・それだけではなさそうです。

流れるようなデザインはもちろん、その製品自体の品質にあるのではないかと。




ヘイウッドの製品は、全て100%の無垢のバーチ板(Solid Birch)で作られています。

削片板(いわゆる端材。Particle boardと呼びます。)やベニヤ板、合板は一切使われていません。

ただ、決してこれらが『良くない』という訳では無いのですが。。。




既に市民権を得ている『ベニヤ板』という単語。



『安っぽい』というイメージがあるかも知れませんが、英語で書くと『Veneer』。

『化粧板』とか家具などの木製品の表面に張る薄い板(ツキ板)を意味します。

つまり『一番綺麗』な部分で、その下に隠れる部分が問題といえば問題かも♪



また、合板(Plywood)の基本的な利点は、曲げなどの加工が容易で、信頼性があるということです。

イームズやヤコブセンなどの多くの製品に合板が使用されるのは、低価格の上に大量生産に向けた加工が容易だから。

言い換えると、合板の技術が彼らのデザインを実現するのに必要不可欠だったということ。



現在、作られてる多くは、これらいずれかが用いられていることがほとんど。

価格を下げる為にも・・・
環境保護にも・・・

良いことかもしれません。



現在は、無垢板(単板)から削りだして曲線部分(アール)を製作するのは、手間隙がかかりすぎて合理的では無いかもしれません。さらに長い目で見ると、使用する環境によっては反りを生じさせることも。


が、やはり日々の生活な中で近くにあるものだけに、『美しいもの』を求めた結果の『無垢の家具』。そしてその代名詞が『ヘイウッド』?・・・と思います。


無垢板の家具ならではの圧倒的な重量感も魅力のひとつ・・・♪
(皆さんは普段『家具を持ち上げて運ぶ』という機会は少ないと思いますが・・・笑)



現在もなお、ヘイウッドはこだわりをもって『無垢のバーチ材』を使用して家具を製作。


バーチという木は、『存続が危うい品種』ではないと説明していますが、どんなものでも取り過ぎてはダメですね。一本の木の成長には長い年月がかかりますし、伐採後も乾燥の為に長期間かかります。



まあ、そんなことも昔のヘイウッドが好かれる理由なのかな・・・?



長くなりましたが、ヘイウッドのテーブルです♪




テレビを載せたり・・・。




もちろん、トレードマークも。




Heywood Wakefield Table 364G

詳しくは、こちらから。。。







なんか、ヘイウッドのセールスマンになれそうな気がする・・・(笑)






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