コージーアンティークの日記

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10の真実~ABC

2008-06-10 14:29:30 | アンティークディーラーのお勉強
とあるアンティーク・ショップのサイトに面白い記事が掲載されていましたので、ちょっと翻訳して載せてみることにしました。

このブログの読者の中に、アンティーク・ビンテージの好きな方がいらっしゃいましたら、参考になるかもしれませんし、アンティークのみならず『フーム、なるほど!!』と頷く事もあると思います。



*****収集における10の真実*****

①『OLD(古い)ということ』自体に、価値があったり、興味深いという事を意味しない。例えば、私が一歩外へ出て、小石を拾う。石ころは、この惑星上のどんなアンティークよりも古いだろうけど、だから何なの?フフフ。
(私の意見)その通り。ただ古ければ価値があるという事にはなりません。

②単純に、『Gramma:グランマ(おばあさん)』がそれを持ってたんだよ・・・、という事が、すなわちそれがアンティークであったり、良いという事にはならないんだよ。この国(アメリカ)では、お年寄りが外出したり、買い物したり、新品を買うことが許されてるんだから・・・笑。
たとえ、それがジャンク(くずやガラクタ)であっても、又、それを取っておく事もネ。
(私の意見)どこの国でも、古いものをお店に売りに来るお客さんがいるものです。そういう時に、アメリカではおばあさんが持っっていた物なんだ・・・というセリフが一般的なのかもしれません。日本だとさしづめ、『どこどこの、さるお方がお持ちになっていた・・・』という売り込みのニュアンスでしょうか・・・笑。


③君は、君の人生すべての間、全てを引っ張ってゆく事は出来ないよ。時には、何を置いていくかを選ばなくちゃいけない。これを最後の瞬間にやってはいけないよ。
(私の意見)これは、なかなか深いです。簡単に出来ない人も多いのでは・・・。

④傷んでいたり壊れている品物は、どんな時でも、素晴らしい状態のものや未使用のものより価値が劣るし、欠陥品は、決して投資にはならない。たとえ傷がある品でも、あなたの楽しみにはなるだろうし、それはそれでいいんだけどネ。
ただ、違いは知っておかないと!!
(私の意見)アンティークを投資目的で買う人はいるでしょう。日本の某団体でも、資金運用の為に、外国の古い貨幣に投資してましたね。

⑤あなたが予算の中で収集しているのか、それともあなたが大金持ちかに関わらず、いつでも通用する賢い方法は、ほどほどの10個の品物を買うのではなく、たった1つ最高のものを買うこと事。これは、知っておくべきだよ。
(私の意見)そういえば日本でも昔から、『安物買いの銭失い』ということわざが・・・。

⑥どこに住んでても面倒くさがりはいけない。あなたに興味を示すものから、出来るかぎり学んだほうがいいよ。でも、あなたが出会うであろう数千の人々の中でも、ほんの僅かの人々とだけ、君と彼らの正確な知識を共有できると思うけど。
(私の意見)なるほど。

⑦君に決断を急がせるような圧力を認めちゃダメだよ。躊躇う事によって、君は何か失うかも知れないけど、進み続けられる。
そのチャンスにおいては、それがオリジナルのゴッホじゃなかった、という事だけだ(笑)
(私の意見)何かを買おうかどうしようか、迷っている状況の話だと思います。ゴッホのくだりは、ちょっとブラック?

⑧君に関する懸念の要求を書面で貰おう。書面で準備する事を望まない人々は、疑わしく見られるだろうね。
(私の意見)なんか、アメリカらしい話です。

⑨“Refinished, redone, restored, refurbished, repaired, recovered...”(表面の塗り替え済みのもの、やり直しされたもの、修復されたもの、生地を張り替えられたもの、修理されたもの、再生されたもの・・・)。全ての英語で、”Re”がつく単語は、その品物の価値が下がったことを意味します。台無しではないけれど・・・。(英語の接頭語”Re”は、”再び”を意味します。)
例えば、”オリジナルの古い家電製品の配線についての付属品はありません。”まあ、Rewiring(配線交換等)くらいはいいかな。家が火事で焼けるよりはネ。
(私の意見)欧米では、”オリジナル”に対して、非常に価値を認める文化です。たとえ、家具の表面の色が褪せていたり、磨耗していたり、傷がついていても、それがオリジナルのアンティークとしての価値だと。自然な経年変化を味として捉えている為。私も擦り減ったり、錆びが出ていると、なんか安心・・・病気かな?(笑)


⑩最後に、誰かが前にこのリストを書いて、読ませてくれたらよかったのに・・・。

この記事は、ニューヨークから約400マイル(640km)離れた、アメリカのヴァージニア州ノーフォークにあるアンティーク・ショップ『FUTURE』のオーナーであるRonnさんの事前の許可を得て、翻訳・掲載しています。『FUTURE』は、非常に洗練されたお店で、魅力的な品で一杯ですよ。

This article is translated and posted on my blog under the approval of the owner, Mr. Ronn Ives, of "FUTURES" ANTIQUES, COLLECTIBLES & CULTURAL ARTIFACT which is located in Norfolk, VA, where is about 400 miles away from the city of New York.
"FUTURES" is one of highly accomplished shop filled with lots of desirable pieces.

Thanks, Ronn!!

"FUTURES" ANTIQUES, COLLECTIBLES & CULTURAL ARTIFACT
3824 Granby Street, Norfolk, VA 23504, U.S.A.



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2 コメント

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おはようございます (Ba-Chama)
2008-06-10 20:09:44
アンテイークに関しての知識は全くないですが、店に置いていない物が安く買える事が多いこの辺りのオークシオンに行く事があります。このブログも以前見つけ 楽しく読ませてもらっていました。
何か嬉しいです。

良い一日を、、、。
返信する
ありがとうございます!! (まさ)
2008-06-11 03:28:16
読んで頂いて、ありがとうございます!!コメントもお待ちしています!!
返信する

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