コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

洗練されたモダンデザインハウス?~Eames Hause イームズハウス

2010-12-11 15:41:27 | Charles & Ray Eames イームズ
*****お知らせ*****

12月の定休日:7日(火),14日(火),16日(木),21日(火)

<12月の変則営業日>
10日(金)14:00-19:00


***急にスケジュールが変更になる場合がございます。遠方よりご来店の際は、予めご連絡頂く事をお勧めいたします。



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いろいろな分野のお客様にご来店頂き、未知の専門分野の方とのおしゃべりは楽しみのひとつ。

そんな中、アメリカのミシガン州にあるクランブルック美術学院で学ばれ、現在建築のお仕事をされているお客様とお話する機会がありました。

『クランブルック美術学院』と聞いてピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんが、

そう、エーロ・サーリネン、フローレンス・ノールらを輩出した名門。

そして、チャールズ・イームズも学びました。(後に教鞭をとる。)




チャールズ・イームズ・・・という訳で、イームズ・ハウスを訪れた時の想い出を少々。

既に訪れた経験のある方はご存知でしょうが、Pacific Palisadesというロスから程近い場所にあります。

ロス市内からはハイウェイ10号線を西に向かい、海沿いを走る一般道1号線に変わる、そんなサンタモニカの外れといったロケーション。

ヒット曲にも用いられるマリブビーチをはじめとした海沿いの人気エリアですが、海と山(崖)にはさまれた限られたスペースにのみ居住可能なせいか、大変人気のある高価なエリア。

とこのような予備知識を持っていましたので、住所を調べ、実際に向かうまで楽しみにしていました。


イームズハウスは、ケーススタディハウス#8という、ケーススタディプログラムという1940年代中盤から始まったプログラムの一つ。で、このイームズハウスは1949年に建設が始まりました。(イームズハウスに関しては多くの書籍が発行されておりますので、興味のある方はそちらをご参照ください♪)

決して不思議な事ではありませんが一般的な高級住宅街の奥まった場所。

多くの富裕層の方は眺めの良い場所(できれば山の頂上のような他人を寄せ付けない場所・・・)を好みますので(笑)、そのような場所かな・・・と想像を膨らませて探してみると、結構低い場所にありました♪

それも細い路地の入り口近辺にはかなり立派な豪華な邸宅が並んでいましたので、最終的にイーム・ズハウスに到達した時の第一印象は『質素だなぁ・・・』でした(笑)



海には近いが眺めは・・・?

チャールズ・イームズの妻レイがイームズハウス建築に先立ち、ファサードの色の組み合わせなどをかなり綿密に研究・実験したり、ミース(Mies Van Der Rohe)の影響も多分に伺えたり、拡張性を考慮したりとデザイン面で見るべきところは多いのですが、基本的には鉄骨の枠組みを使ったシンプルな構造です。

『質素』という言葉はあながち的外れではないかもしれません。



ちょうど他の二人のビジター(イームズファン?建築家?)の方もいらっしゃいました。





いろいろな書籍では、イームズの代表作を取り揃えた綺麗な室内写真が紹介されていますが、現在は大き目のテーブルや多くのアルミナムチェアが並ぶ会議室と書類が散乱する作業エリアという感じで、ちょっとガッカリ(笑)



ファサードの色の組み合わせは想像していた通りですが、個人的に嬉しかったのは過去の補修によるペンキの厚塗りが施された鉄骨や素材本来の質感、そして経年劣化した風合いなどを見ることができた事。





土台にある『古くて美しいものが好き』という事を再確認した次第です♪







一方で、室内の天井もとびっきり高くて、広々としていいなぁ・・・と思わせるこの建築物も比較的温暖なロケーションだから成立するんだろうなぁ、なんて客観的に見るわたしも。

寒さの厳しい日本の北国の冬。居住性を考えずに、いかにも暖房が効かなさそうなこの家に住むのは『我慢較べ』以外の何ものでもないな、と感じてしまいます(笑)


イームズ・ハウスについて興味のある方はこちらからどうぞ。。。



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