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メドヴェージェフ大統領とロシア実業界の代表らとの会合に付いて

2008-09-19 | ラジオ
世界の主要な取引所において、原油価格および取引指数が急落して
いることから、メドヴェージェフ大統領はロシアの実業界の代表らを集
め会合の場を持った。
ここ数日ヨーロッパ、アジア。アメリカ、ラテンアメリカの石油取引所に
おいて、この様な動きが見られている。
メドヴェージェフ大統領はその場で、ロシアは国内経済のポテンシャル
としては、しっかりとした基盤を持っており、また国の内部を固めるスト
ックも少なからず持っていることを強調した。

メドヴェージェフ大統領は、今日の世界はグローバルな経済問題に直
面してはいるものの、ロシアの経済状況は、全体としては確固と安定
していると述べ、ロシアは危機を又は前触れとなる状況にも、直面して
いないことを明言している。
メドヴェージェフ大統領はビジネスマンらに対し、今日世界が抱える問
題から、ロシアも決して切り離された存在では有り得ないが、国内市
場においてこうした問題の全てを解決する力はあると請け負っている。

こうした上にさらにメドヴェージェフ大統領は、カフカスの扮装の後、ロシ
アに何らかの制裁が加えられる事になったとしても、それによって何の
打撃を受けることも無く、また対外政策を変えることにはなりようがない
として、次の様に述べている。
「ロシア国内企業大手だけでなく、外国市場においてロシアのビジネス
の利益を保護する事は、国の最優先課題の一つである。これに付いて
はロシアの対外政策の掲げる5つの最優先課題を立てとき、私はすでに
話している。
仮にある市場に進出しようとするロシアの動きが阻止された場合、それ
が如何なる結果をもたらすかは、私たち自身がよく知っていると思う。
ロシアにとっても又ロシアにとってもビジネスにとっても、それは大きな損
害をもたらさない。
これによって国内企業の発展がある程度、促されるだけだろう。
それでもロシアとしてはオープンに、同等の権利を持った協力を行う構え
で有り続ける。
ロシアは数十年に亘って対決、阻害を味わってきており、それ以上そうし
たことを望んではいない。
ですから国の抱える最優先課題は全て、今までどおり残っているのだ」
メドヴェージェフ大統領は、この様に述べている。

メドヴェージェフ大統領は、ロシアとしては依然として、国際経済社会の一
員として自国を位置づけており、それはすなわち自国の国益を守ることだと
明言した。
ロシアが必要とするものは軍国主義や国家統制経済ではなく、間違いなく
秩序だ。
その秩序とはベースとなる価値、権利、自由を保障した上で、国が守るべき
ものだ。
メドヴェージェフ大統領は今日、最も重要な課題に付いて、国の抱える財産
権を守り、ビジネスの法的保障を強化することだと述べた。

またこの会談に出席したロシア産業家起業家同盟会長は、ロシアは過去様
々な危機を乗り越えながら、多くのことを学んだと述べ、市場経済の方法論
を使った危機克服のツールをストックしていると語った。
会長は経済において、国が過度に振舞うことはよくないものの、危機を目前
に控えた状況下では、まさに国がエネルギッシュに時を経て行動を起こさね
ばならないと述べている。

この会談ではメドヴェージェフ大統領も実業界の代表らも、国とビジネスがロ
シアの経済発展の課題をこなす際に、同意を得ながら作業を行う用意がある
ことを表明した。

9月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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芥田 知至
技術評論社

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