1010 Radio

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南オセチア紛争に付いてCNNのプーチン首相へのインタビュー

2008-09-08 | ラジオ
プーチン首相は南オセチア紛争や露米関係などに付いて、アメリカ
CNN-TVからの取材に応じた。
この中でプーチン首相は、アメリカはグルジアの南オセチア侵攻を
阻止したくなかったか、或いは阻止できなかった。
この結果人々は犠牲となり、カフカス地方では情勢が急速に悪化し、
露米関係に被害が出たと述べている。

グルジアの南オセチア侵攻が始まった時点で北京に居た。
目的は北京オリンピック開会式への出席だった。
ここでプーチン首相は、アメリカのブッシュ大統領と会談し、グルジア
が軍事行動を開始したと伝え、大統領のほうはこれに戦争は誰も望ん
でいないと答えた。

アメリカはグルジアのサーカシビリ政権の強化や、グルジア軍の軍備
の更新を進めてきた。
ですからアメリカが紛争に介入し、グルジアの攻撃的な行動を制止す
るのではとの期待もあった訳だ。
しかし結果的にアメリカはそういった方面で何も動かず期待は(?)た。

一体それは何故なのだろう。
アメリカでも世界中でも大きく分けて、幾つかの推測がなされている。
その内の一つはアメリカが、グルジアの南オセチア・アブハジアでの
方針に付いて情報を把握していたとして、これを(?)していたというもの
だ。
グルジアによる南オセチア・アブハジア制圧は、同国をカフカス地方
の軍事拠点として選んだ、アメリカ国防総省の計画と合致するものだ
った。
つまりグルジアを出発点としてイランを直接的に脅し、またロシアに
とっても脅威を作ると言う計画だ。
南オセチアでの戦闘時にアメリカ人が居たという報道もあり、この見
方は一部確認された事になる。

一方プーチン首相はCNNからのインタビューのなかで、南オセチア紛
争はアメリカの内政にとっても、意味のあるものであった可能性がある
と述べている。
「状況を清栄化させ、大統領選挙の候補者の一人を優位にするために
アメリカの誰かが、特別に紛争を仕掛けたとの疑惑を抱いている。
小規模の戦争での勝利が必要だったと言う訳です。
そしてこれが上手くいかなければ、我々を敵にして罪をかぶせ愛国主
義を
高めて、国を在る政治勢力の下に集結させることが出来るのです」
プーチン首相はインタビューの中で、この様にコメントしている。

何故アメリカはグルジアの侵攻による初期段階で、特に何もしなかっ
たのか。単にアメリカは自身の傀儡の行動を、止められなかったのだ
という解釈もある。
サーカシビリ大統領は偉大なるカフカスの(?)を(?)し、統治国の忠告に
もまた理性にも耳を傾けられなかったのかも知れない。

(?)は不明瞭な発音で聴き取れず

8月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

アメリカ人はなぜメディアを信用しないのか
―拝金主義と無責任さが渦巻くアメリカ・
ジャーナリズムの実態


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