森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ワカバグモ

2006年03月22日 | Weblog
カニグモ科のワカバグモです。
全身が透き通るような緑色のくもです。
これは、♀です。
巣を作らないで、花や葉っぱの上で
獲物(昆虫)を待ち伏せしています。
これは、たまたま、こぶしの花に
留まっていました。
緑色は保護色だと思いますが、これでは
反って目立ちます。
港北区のせせらぎ公園のこぶしです。

透き通る カモフラージュの 若葉蜘蛛(遊仙)

食べたものが身体の中に見えるのではないかと
思います。
4本の手が長いです。



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みみがたてんなんしょう

2006年03月21日 | Weblog
里芋科の耳型天南星(みみがたてんなんしょう)です。
花の縁に耳たぶ状のひさしが2つあります。
マムシ草、浦島草に似ています。
小田原市の入生田でみつけました。

ふくよかに 耳たぶつけた 天南星(遊仙)

耳型のひさしは特徴があります。
一度見たら忘れられません。



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ゆきわりそう

2006年03月20日 | Weblog
キンポウゲ科の雪割り草、別名
三角草(みすみそう)と言われています。
葉っぱが3枚でるからでしょう。
白とピンクの「みすみそう」です。

春光や みすみそう 土持ち上げて(遊仙)

季語の春光(しゅんこう)は、春の色、
春の景色を表すそうです。
雪割り草は、春のおとずれを告げる花です。

赤色のゆきわりそう(2006.3.12)

庭のゆきわりそう(2006.3.12)

ゆきわりそう(れんげ草のようです。2006.3.12)

ゆきわりそう(赤2006.3.17)の開いた姿です。

ゆきわりそう(ピンク2006.3.17)


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うぐいすかぐら

2006年03月20日 | Weblog
すいかずら科の鶯神楽(うぐいすかぐら)です。
金沢自然公園から鎌倉天園への道すがらの
冬の「うぐいすかぐら」のすがたです。
鶯が鳴く頃に花が咲くのでこの名前がついたそうです。
徒長枝(とちょうし)には、つば状の葉が枝をぐるっと
囲んでいるのが特徴です。
徒長枝とは、主枝とは別の縦に伸びる枝のことです。
これは、枯れていますが、その特徴が現れています。
ピンクの花が3月ごろ咲き、夏には真っ赤なグミのような実
がなります。
このつばは、台座のようで、この上で鶯がお神楽を踊る(舞う)
のではないかと想像されます。

神楽舞う うぐいす鳴きて 花が咲く(遊仙)

「うぐいすかぐら」の文字を句の中に入れてみました。
「うぐいすかぐら」の台座(2006.1.10鎌倉アルプス)

「うぐいすかぐら」の冬芽(鮮やかな緑です。春に備えています。2006.1.10)

「うぐいすかぐらの花」(田浦梅林の麓に咲いていました。2006.3.11)
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つぐみ

2006年03月19日 | Weblog
ひたき科の冬鳥です。
夏には北へ帰ります。
白と黒茶の斑点(はんてん)がお腹にあります。
目の上に白いすじがあります。
歩き方は、ちょっと歩いて
背伸びして止まります。
見ていて面白いです。

畑にて つぐみが一羽 背筋立て(遊仙)

弓道ではありませんが、胴作りが
堂に入っています。
姿勢が申し分なくいいです。
昔は食用に供されていたので、警戒心が
強いのだそうです。
つぐみ(逗子第一運動公園2006.3.13)
そのむこうにいるのは「むくどり」です。
くちばしが黄色いです。
 
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ひめつるそば

2006年03月18日 | Weblog
たで科の一年草です。
空き地でよく見かける花です。
しばらく、名前がわかりませんでした。
ピンクのつぶつぶの花が集まっています。
葉っぱには、たで科特有の「ハの字」の
染みがあります。
同じく、たで科の「みずひき」の葉にもあります。
ヒマラヤ原産とか

ソバはまだ 花でもてなす 山路かな(芭蕉)

つるソバの 草木(そうもく)深し 空き地かな(遊仙)

昔お屋敷のあったところも今は、野の花の咲く
空き地となっています。栄枯盛衰の理(ことわり)

ひめつるそば(2006.3.15)

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たねつけばな

2006年03月17日 | Weblog
あぶらな科の種漬け花です。
この花が咲くと種もみを水に漬けて
田植えの準備を始めたそうです。
これが名前の由来です。
上を向いた小枝の先っちょが切れているという
不思議な花です。誰かが、もいだわけではありません。

さあ田植え たねつけばなの 花が咲く(遊仙)

この季節感を残念ながら忘れてしまいました。
でも、たねつけばなは忘れずに毎年咲いています。
曽我梅林(御殿場線下曽我駅下車)にて
1万5千本の梅林です。
今を盛りと咲き誇っています。
種漬け花(2006.2.19)

葉っぱの形は羽状複葉で先が一番大きく
優しい感じです。
たねつけばな(2006.3.16)



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ひいらぎなんてん

2006年03月17日 | Weblog
目木(めぎ)科の柊南天(ひいらぎなんてん)です。
黄色い花が余りにもきれいなので載せました。
葉は、柊の葉のようにトゲがあります。
江戸時代初期に中国から渡来したそうですが、
このことを記録してある資料がどこかに
あるのでしょう。一度確かめてみたいものです。
ときどきこんなことがよくわかったものだなと思います。
同じ文献なり、図鑑を書き写しているとしか思えません。
柊南天は、日陰でも育つ陰樹です。
防腐剤の成分があるらしく、京都の金閣寺の
床柱は南天の材を使っているそうです。
南天は、「難を転じて福となす」に通ずる
縁起のよいものです。

南天の 滝の如くに 花こぼれ(遊仙)

ひいらぎなんてん(2006.3.13)



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ほとけのざ・ひめおどりこそう

2006年03月16日 | Weblog
シソ科の春の雑草です。
仏の座は、葉の上に細長い花が咲きます。
茎に巻いている葉が仏様の台座のようです。

ひめおどりこそうは、葉の下に小さな花が咲きます。
先端の葉っぱが赤紫色です。
幾重にも葉が重なっています。
伊豆の踊り子ではありませんが、踊り子が
花笠を被っているようにもみえます。
お互いによく似ている野草です。
ちがいが、お判りでしょうか。

ほとけのざ ひめおどりこそう わらってる(遊仙)

ひめおどりこそう(2006.3.13)

ほとけのざ(2006.3.13)

ひめおどりこそう



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ふっきそう

2006年03月15日 | Weblog
つげ科の富貴草(ふっきそう)です。
草という名がついていますが、これは
れっき(歴)とした柘植の仲間の木です。
常緑低木(30cm位)なんだそうです。
葉っぱが一年中青々としている様が
豊かな感じがするので、富貴草と名づけた
そうです。
白い花は、地味ですが、
葉のやわらかな鋸歯と葉脈はいい形をしています。

ふっきそう 草と思えど 木の仲間(遊仙)
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