森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。
アブラナ科の「ユリワサビ」です。
落葉樹林に生えています。
葉っぱが「わさび」に、
根がユリに似ているそうです。
これも朝霧高原でみつけました。
草原に 水音聞こゆ ユリワサビ(遊仙)
山葵田の清流が聞こえてくるようです。
白い4弁の花です。
バラ科の「マメザクラ」です。
小ぶりの桜で下向きに
咲いているのが特徴です。
富士五湖周辺に沢山あります。
別名「富士桜」ともいいます。
富士箱根にあるそうです。
下向きに ひたむきに咲く 桜かな(遊仙)
高原のチロリアンランプを彷彿させる
豆桜です。
朝霧高原の「マメザクラ」です。
メギ科の類葉牡丹です。
黄緑色の花で、葉っぱが牡丹の葉に似ています。
この写真は、葉っぱが細いです。
これから大きくなるようです。
いろいろな花があるもんです。
朝霧高原にて(2007.4.20)
カンアオイのような斑の入った
スミレです。
葉っぱは、披針形です。
そーろそろ スミレがそろった でそろった(遊仙)
キスミレに始まり、このフイリスミレで
朝霧高原のスミレはひとまず、幕引きです。
ヤマトグサ科の「ヤマトグサ」です。
葉は対生です。
首飾りのように垂れ下がった白い
雄しべの花が咲きます。
葉の基部に三角形の苞があるのが
特徴です。
牧野富太郎博士が日本で最初に
学名をつけた由緒ある植物だそうです。
これは、朝霧高原ですが、
丹沢に普通にあるそうです。
踏まれても 踏まれても萌ゆ 春の草(遊仙)
葉の基部の三角形の苞がよくみえます。
タチツボスミレとニオイタチツボスミレとの
自然交雑種の「マルバタチツボスミレ」だそうです。
スミレは、交雑種が増えてだんだん
同定が難しくなって行くのでしょう。
花の基部が白っぽいのは
ニオイタチツボスミレの遺伝でしょう。
朝もやに ほうと息する スミレかな(遊仙)
ヒカゲスミレです。
葉っぱに特徴があります。
長卵形で、花の側弁と唇弁に
紅紫色の細い筋が入ります。
側弁の基部に毛があります。
地上茎はありません。
湿度の高いところを好みます。
といわれても、同定するのは難しいです。
大方のスミレは日当たりの良い所
にあります。
枯れ草に まぎるるばかり 白スミレ(遊仙)
ヒナスミレです。
葉っぱに鋸歯があります。
葉先が尖っています。
基本的なスミレです。
葉っぱに特徴があるようです。
地上茎はありません。
地上茎の有無も見分けるポイントです。
タチツボスミレの仲間です。
花弁、距、茎がピンク色です。
と言っても区別は難しいです。
朝霧高原にて
スミレ科の「ケマルバスミレ」です。
葉や茎に毛があります。
花も葉も丸っこい形をしています。
左右対称の白い花です。
やわらかい雰囲気の出ている名前です。
花びらの 肌柔らかな スミレ草(遊仙)
横から見たところです。
朝霧高原にて