森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

めなもみ

2006年12月30日 | Weblog
きく科の「めなもみ」です。
鉤状のとげのあって、服にくっつく
「おなもみ」に対する
「雌なもみ」です。
葉っぱは大きくて15cm以上あります。
ヤーコンの葉に似ています。
黄色い花は、茎に毛が沢山生えています。
ちょっと変わった格好です。
三浦半島の大楠山で撮りました。

メナモミの ヒトデのような 角を出し(遊仙)

花だけを見ると、なんだこれは?といいたくなるような
形です。
茎に毛のない、コメナモミというのもあるそうです。
探してみたいと思います。

これが、花です。


独特な形状の葉っぱです。憶えやすい形です。

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クコの花

2006年12月29日 | Weblog
柯杞(くこ)は、なす科です。
花や赤い実がなす科の特徴を現しています。
棘もあります。
日本、朝鮮、中国、台湾が原産地の落葉低木です。
紫紅色の花が美しいです。
これは大楠山の麓の海岸で撮りましたが、江ノ島にもあります。
クコ酒が有名です。
葉っぱの形状は、個体差が大きいようです。

薬用の クコの花咲く 浜辺かな(遊仙)

日本中いたるところに自生しているようです。

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わた

2006年12月27日 | Weblog
葵科の「わた」です。
逗子市長柄の民家の庭というか土手にありました。
これは綿の実です。綿がはみ出しています。
綿の中に種子があります。
布団の中に詰めるのが綿ですので、人間の体の
中に詰まっている腸のことを「わた」と言うように
なったそうです。
そういえば、お魚の内臓を「はらわた」といいます。
英語では、♪「もずが枯れ木で」の徳富繁作曲の

もずが枯れ木で啼いている、おいらはわらをたたいてる、
わたびき車はおばあさん、コットン水車もまわってる♯
の「コットン」です。

みんな去年とおなじだよ、けんども、たんねえものがある
あんさの薪割る音がねえ、ばっさり薪割る音がねえ♭

ついでに3番
あんさは 満州へ行っただよ 鉄砲が涙で光っただ
もずよ寒いと啼くでねえ あんさはもっと寒いだろ♪

これもいい歌です。

ふんわりと ふんわりわたの ふくらんで(遊仙)

種を植えましたので、来年花が咲くかもしれません。
花は葵の花にそっくりです。あたりまえ?
綿というと、「アンクルトム」の綿摘みを思い出します。
アメリカナイズされた戦後教育の影響でしょうか。


これからはじけるところです。
わたの実は卵型です。白い綿毛が覗いています。

わたの実です。

再掲です。
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あおさぎ

2006年12月27日 | Weblog
写真追加しました。
こうのとり目さぎ科の「アオサギ」です。
白い頭、黒い鉢巻、
黄色い嘴で日本にいるさぎの仲間では
大きいほうだそうです。
体の色は、灰青色です。
留鳥で年がら年中見ることができます。
これは、都築区のせせらぎ公園です。
羽を下向きに伸ばして広げていました。
これも習性だそうです。
首を縮めていることが多いです。
そのせいか、ときどき「ごいさぎ」と見間違える
ことがあります。

あおさぎの 水面に姿 落としけり(遊仙)

羽を広げているところです。

頭の黒い模様がよくわかります。

後姿です。

横向きで「かるがも」とご対面

逗子市田越川の古老の「あおさぎ」です。
あごひげが長いですね。
逗子の主のようです。昔のことを聞けば
何でも教えてくれそうです。
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つるむらさき

2006年12月26日 | Weblog
ツルムラサキ科の「つるむらさき」「蔓紫」です。
江戸時代(1600年代)には既にあったそうです。
「落葵」と書いて「つるむらさき」と読みます。
ほうれんそうのように栄養価満点だそうです。

中華風に つるむらさきを 炒めたり(遊仙)

日当たりの良い崖に赤い花をつけていました。
鉢栽培にも食用にも用いられます。
そういえば、スーパーにもあります。
野山にあると何だろうと、同定するのに
時間がかかりました。
でも、名前が判って一安心です。

葉は表が緑で裏が紫紅色、茎は紫紅色です。
赤茎系統です。
青茎系統もあるそうです。
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むらさきつゆくさ

2006年12月25日 | Weblog
つゆくさ科の「むらさきつゆくさ」です。
いわゆる、つゆくさとはちょっと違います。
葉っぱが水仙のようです。
花が美しいので撮りました。
日当たりの良い斜面に生えていました。

むらさきの 三枚花弁の 不思議さよ(遊仙)

真ん中に黄色いおしべめしべがあります。

むらさきつゆくさの花芽です。

花を再掲しました。
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ユリカモメ

2006年12月24日 | Weblog
カモメ科の冬鳥「ゆりかもめ」別名「みやこどり」
です。
赤いくちばしと目の後方に黒い斑点があるのが
特徴です。
通常、海岸や港湾にいますが、これは
鎌倉の鶴岡八幡宮の池に群れを成していました。
「ゆりかもめ」といえば、今は新橋駅から出ている
新交通システムを思い出します。
「都鳥」といえば、今は昔、東京都立大学の徽章でした。
今の首都大学東京の徽章については不明ですが。
いづれにしても、「ユリカモメは」東京都の鳥です。
都鳥は、在原業平の伊勢物語の隅田川の都鳥です。

名にし負わば いざ言問はむ都鳥 わが思う人は
ありやなしや

と在原業平が詠ったそうです。

通い路の ふみきりいくつ 都鳥(遊仙)

通勤電車から踏み切りやカーブの数を数えました。
京浜急行は、カーブが多いです。 

毛づくろい中です。

脚も赤いです。

目の後ろに黒い斑点があります。

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コトネアスター

2006年12月22日 | Weblog
バラ科の「コトネアスター」別名「紅紫檀」です。
唐木で堅いので、印鑑を彫る木に使われるようです。
実は真ん丸です。多分庭に植えられたものが
大きくなったものでしょう。
そして、最初に植えた方はもうこの世には
いらっしゃらないかもしれません。
盆栽仕立てになさる方もおられるとか。
それにしても、珍しい植物に出会いました。
「コトネアスター」には種類が沢山あるようです。

赤い実の あるじ知らずや 紅紫檀(遊仙)

勝手に、想像しました。
いまや、寂れた石垣と庭に這いつくばっていた
紅紫檀です。
横浜市都築区のせせらぎ公園の近くにありました。
傍には、もみじばふうが紅葉していました。
「ピラカンサス」でもなく、「ずみ」や「めぎ」でも
「ひょうたんぼく」でもないのです。
紅紫檀の真っ赤な実はそれはそれは美しく
輝いていました。

全体の雰囲気です。
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もみじばふう 

2006年12月22日 | Weblog
まんさく科の「もみじばふう」「紅葉葉楓」です。
かえで科ではありません。
北米中米産だそうです。
こんなに、きれいに紅葉した「もみじばふう」を
見たのは初めてです。
とにかく、今年(2006年)の紅葉は美しいです。
雨が多くて暖かなせいでしょうか。
満遍なく一様に紅葉しています。
一種の化学反応なのですが。
これは、都築区のせせらぎ公園の「もみじばふう」です。
環八の沿線の街路樹も「もみじばふう」ですが、
今年はきれいに紅葉しているでしょうか。
見てみたいです。

たっぷりと もみじばふうの 染め上がり(遊仙)

色が滴って落ちているようなみずみずしさがあります。



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いろはもみじ

2006年12月18日 | Weblog
写真追加しました。
いろはもみじ、高雄もみじの紅葉です。
まぶしいほどの輝きです。
近所の花の木公園の秋真っ盛りです。

めのくらむ いろはもみじの あですがた(遊仙)

美辞麗句の限りを尽くしても足りないほど
鮮やかです。

いまほど、紅葉(もみじ)の美しさに
心を奪われたことが過去にあったでしょうか。
自然の営みの美しさに感動する気持ちは
年齢に比例して大きくなっていくように思います。
杜牧の「山行」という漢詩を思い出しました。

「遠く寒山にのぼれば石徑斜めなり
白雲生ずる処(ところ)人家あり
車を停めて坐(そぞろ)に愛す楓林の晩(くれ)
霜葉(そうよう)は二月の花より紅(くれない)なり」

この詩の霜葉というのは、霜のために紅葉した樹の葉
のことをいいます。
燃えるような夕紅葉に心を奪われていて、そこが感動の
中心です。
紅(くれない)の極地美に心を打たれているのです。
久々に杜牧を思い出しました。
二月の花とは桃の花のことでしょう。




県営住宅の集会所のもみじです。今年はきれいです。


黄色と赤のコントラストが美しい
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