森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ヤブツルアズキ

2010年09月29日 | Weblog
マメ科の「ヤブツルアズキ」です。3出複葉です。豆果が真っ直ぐで毛がありません。
よくにた「ノアズキ」は小葉の形がひし形です。

特徴のある形の黄色い花です。
マメ科のこの種の植物は似たようなのが沢山あって同定が難しいです。「小豆」と書いて「あずき」と読むんですね。「しょうず」や「こず」では在りません。「大豆」と書いて「だいず」と読みます。何故と言われても判りません。
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ツリフネソウ

2010年09月28日 | Weblog
ツリフネソウ科の「ツリフネソウ」です。「ホウセンカ」のように種に触れるとはじけます。「ホウセンカ」もツリフネソウ科なんだそうです。「ホウセンカ」の英語名は「touch me not」だそうです。おもしろいですね。山路や渓谷なんかに咲いています。黄色のものは「キツリフネ」といいます。

赤紫が鮮やかです。闇に浮かんでいるような花です。

「キツリフネ」です。

「秋麗の候いよいよ天高し」なんて言う文句が思わず口をついて出てくるような空と風を感じるようになりました。すがすがしいとは正にこのことを表現しています。一雨ごとに季節は移って行きます。そろそろストーブを引っ張り出そうかな。ストーブの季節は以外に長く8ヶ月もあります。エアコンは3ヶ月くらいです。残りの一ヶ月はどちらも要らない月です。
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フジカンゾウ

2010年09月27日 | Weblog
マメ科の「フジカンゾウ」です。

花は藤に似て、葉っぱが甘草ににていることからこの名前になったとか。ヌスビトハギにも似ています。葉っぱは奇数羽状複葉です。
山路には似たような植物が沢山みられます。

戦争が廊下の奥に立ってゐた(渡辺白泉)昭和13ねん作

渡辺白泉:1913(大正2年)-1969(昭和44年)

なんとも不気味な俳句です。些細な出来事が戦争へと拡大していくことがあります。為政者はそのことをよくよく考えて行動して欲しい。覇権主義は災いをもたらす。

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コノハチョウ

2010年09月26日 | Weblog
タテハチョウ科の「コノハチョウ」です。沖縄県指定の天然記念物です。準絶滅危惧種だそうです。群馬県の昆虫の森(5年前に開館)の亜熱帯を模擬した温室の中で撮りました。「ゴマダラチョウ」も飛んでいました。蝶の食草も植えてありました。

青と黄色の組み合わせが美しいです。木の枯れ葉に擬態しているのでしょう。

のぼり行く坂の果(はた)てに懸りたる星大いなり年革(あらた)まる(宮柊二)

この星はオリオン座でしょうか。そろそろ冬の星座がみえてきました。

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ホシアサガオ

2010年09月25日 | Weblog
ヒルガオ科の「ホシアサガオ」です。花の中心が赤紫色であるかどうかで、似ている「マメアサガオ(ヒメアサガオ)」と区別します。「ホシアサガオ」は中心が赤紫色で熱帯アメリカ原産の帰化植物です。「マメアサガオ」は白い花の北アメリカ原産の帰化植物です。日本にはびこっています。花の大きさは2cm以下の小さな朝顔です。

こんなに小さな朝顔があるんですね。

有名な朝顔の俳句を一句

朝顔や釣瓶とられてもらひ水(加賀千代女)(1703-1775)芭蕉の門弟

これは朝顔の美しさに見とれてしばし水を汲むのを休んでいるという情景を詠っています。
上五が「朝顔に」というのもありますが推敲の途中の句だそうです。意味がちょっと違ってきますね。小生は「朝顔に」と諳(そら)んじていました。

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ヤマホトトギス

2010年09月24日 | Weblog
ユリ科の「ヤマホトトギス」です。花弁が下向きに反り返っています。イナバウアーしています。

ヤマジノホトギスの傍に咲いていました。

幸運にも、同時に2種類のホトトギスを見ることができました。
寒くなったら、急に虫の声が止みました。秋の虫かと思いきや夏の虫だったのです。
最近、アマチュア無線局を開局しましたが、電波を出している人がほとんど見当たりません。閑古鳥が鳴く世界でした。何時の間にこんなことになってしまったのでしょうか。この貴重な周波数資源を有効活用できる手段はないものでしょうか。
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ヤマジノホトトギス

2010年09月23日 | Weblog
ユリ科の「ヤマジノホトトギス」です。花冠が平開しているのが特徴です。

雄しべは6個雌しべは3つに分かれています。

白に紫色の斑点があります。
念願の「ヤマジノホトトギス」です。
ヤマジノホトトギスは「ホトトギス」「ヤマホトトギス」「ヤマジノホトトギス」と3種類ある中の一つです。
「山路の不如帰」なんていう洒落た名前です。

先生のうたひたまへる「通り矢のはな」の さざ波光る雲母(きらら)のごとく(宮柊二)

宮柊二が恩師北原白秋を慕って、昭和59年秋城ヶ島で詠った短歌です。白秋・柊二師弟の碑が城ヶ島公園にどーんと鎮座しています。
この短歌が宮柊二のものだと始めて知りました。前々からこの短歌を読んではいたのでしたが。57577のリズムから外れていますが此処に書いたような意味です。白秋の詠った「通り矢のはな」を讃えています。碑には「」はついていません。

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ツノマタタケ

2010年09月22日 | Weblog
アカキクラゲ科ツノマタタケ属の「ツノマタタケ」です。丸太に列になって生えていました。大きさは10mm以下です。

念願の名前が判りました。一雨ごとに気温が下がって秋に近くなっていきます。

くれなゐの 深きかがやき保ちをり 闇に擦りたる燐寸の炎(宮柊二)

久々、宮さんの短歌です色彩感覚が鮮やかですね。

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ホシゴイ

2010年09月21日 | Weblog
サギ科の「ゴイサギ」の子どもの「ホシゴイ」です。逗子市の田越川に戻ってきました。
微動だにせず魚を待ち構えています。本州から九州の留鳥だそうです。

親鳥の「ゴイサギ」も木の上に留まっていました。最近姿を消しました何処へ行っていたのでしょうか。ゴイサギにGPSを付けたい感じです。
昨日は、北鎌倉駅から瓜が谷(やつ)の自然観察をしました。

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ハマゼリ

2010年09月20日 | Weblog
セリ科の「ハマゼリ」です。観音崎の海岸で撮りました。

葉は一回羽状複葉で厚ぼったいです。夏、白い花が咲きます。海岸の土手に生えていました。これからも大事にしていきたい海岸植物です。
普通のセリは春に咲きますが、この「浜芹」は夏に咲きます。
お彼岸の時期になりました。昔から暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、本当にそうですね。先人の知恵はすばらしいものがあります。彼岸とは煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世を此岸(しがん)と言うそうです。お彼岸の頃にはお墓参りをするようになりました。あの世に行った方々に思いを馳せるときです。

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