森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ニワトコ

2007年01月31日 | Weblog
スイカズラ科の「ニワトコ」です。
近所の林縁にありました。
これは、「ニワトコ」の冬芽と
樹皮です。
冬芽は、大きく花芽も入っているようです。
樹皮は、ぼちぼちが見えます。
コルク質が多いようです。
「接骨木」と書いて「にわとこ」と読みます。
木の汁を打撲や骨折に用いたそうです。
庭常とも書きます。
花も実(赤い)もある「にわとこ」の一生です。
葉は対生で、奇数羽状複葉です。

にわとこの 花も実もある 維管束(遊仙)


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ハンカチノキ

2007年01月30日 | Weblog
大桐(おおぎり)科の落葉高木です。
白いハンカチのような花(総苞片(そうぼうへん))は5-6月ごろ咲きます。
これは、ハンカチノキの実です。(鎌倉市大船フラワーセンター)
直径は3cm位です。茶色でまん丸です。(2006.1.18)

ハンカチの プラントハンター ウィルソン(遊仙)

イギリス人のウィルソンは、屋久島の杉を
世界に紹介したひとで、ハンカチの木のプラントハンターです。

日本でも ハンカチの木の 化石あり(遊仙)

神奈川県で鮮新世~更新世(500万年ー1万年前)
の地層からハンカチの木の実の化石が見つかったそうです。
そういう意味では、ハンカチの木は銀杏や
メタセコイヤと同じく、生きた化石ということになります。

「ハンカチの木」の冬芽です。(2007.1.28)
これも赤い芽です。


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ヒマラヤザクラ

2007年01月29日 | Weblog
バラ科の「ヒマラヤざくら」です。
ネパールの桜です。
1月に花が咲いていました。
ネパールの皇太子から昭和43年に
この種を日本に贈ってきたそうです。
かれこれ40年前のお話です。
大船のフラワーセンターの桜ですが、
これは、若い木です。
淡い紅色が美しいです。
めじろが蜜を吸いに来ていました。

メジロ来て ヒマラヤ桜の 蜜を吸い(遊仙)

この桜は、蜜を沢山貯めているそうです。

日本だけでなく世界中に桜があるのです。
ヒマラヤ桜は、日本の桜のルーツだそうです。
知らなかった。
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つのはしばみ

2007年01月28日 | Weblog
カバノキ科の「つのはしばみ」です。
実に「つの」があるのでこの名前になったようです。
角ハシバミの冬芽と
雄花序です。
大船フラワーセンターにおいて撮りました。
次回は実を撮ってみたいとおもいます。

角の如 つのはしばみの 雄花かな(遊仙)


「つのはしばみ」の雄花
隣に植えてあった「はしばみ」の雄花は
これよりも小さいです。

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ハマボッス

2007年01月27日 | Weblog
サクラソウ科の「浜払子」です。
観音崎の海岸に沢山生えていました。
今は、冬なので赤っぽく紅葉していました。
観音崎自然博物館の間瀬浩子主幹研究員に
教えていただきました。
あとで知ったのですが、間瀬さんは、
「みやこたなご」の人工繁殖を日本で初めて成功させた
人だったのです。
最初は博物館の切符切りをされていたとか、
その後「みやこたなごの」生態を良く観察して
最適な人工繁殖の方法を編み出されたそうです。
例えば、繁殖用の水槽の水深を浅くして
稚魚が疲れないようにしたそうです。
生態の観察力が鋭いです。
「はまぼっす」の種は芥子粒のように小さな種でした。

実のなかは 芥子粒の種 はまぼっす(遊仙)

冬の姿です。夏は緑色です。
葉っぱはサボテンのように分厚いです。

海岸のいたるところにありました。
名前がわかると愛着が湧きます。
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紅梅

2007年01月27日 | Weblog
ばら科の「紅梅」です。
あたたかいせいか、白梅と一緒に咲いています。
青空を背景に赤い梅の花が鮮やかです。
見上げていたら、「オオタカ」が飛んでいました。
下から見ると朝日に照らされて白く輝いていました。
食物連鎖の頂点に君臨する猛禽類の「オオタカ」です。
今は、子育てのために巣を作っているところだそうです。
オオタカが育つためには、広大な森が欠かせません。

馥郁(ふくいく)と 匂いおこせし 梅の花(遊仙)

冬ばれや オオタカの白 高々と(遊仙)

三羽の中一番右の鳥がオオタカです。(2007.1.25)
他の二羽はカラスです。



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ねじきの冬芽

2007年01月26日 | Weblog
つつじ科の「ねじき」の冬芽です。
樹木がねじれているのが特徴です。
深紅色の冬芽です。
「どうだんつつじ」のような花が咲きます。

数珠のように見えるのが「ねじき」の実です。
大船フラワーセンターの雑木林コーナーです。

静かなる 莞爾とふくら 冬芽かな(遊仙)

赤い冬芽は、暖かい静かさを醸し出しています。


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しなやまぼうし

2007年01月26日 | Weblog
みずき科の「しなやまぼうし」です。
樹皮はむけています。
実は、「やまぼうし」の実の形ですが、
普通の「やまぼうし」に比べて小さくて堅いです。
大船フラワーセンターの入り口に鉢植えしたものが
ならべてあります。
最初何の木だろうと名札を探すとありました。
珍しい木です。

空碧(あお)し しまやまぼうし 実りける(遊仙)

「しなやまぼうし」の樹皮です。
剥けているところは、「やまぼうし」の特徴です。
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しだれえんじゅ

2007年01月25日 | Weblog
マメ科の「しだれえんじゅ」です。
夏に花が咲きえんどう豆のような実がなります。
大船フラワーセンターにあります。
港南台の団地にもありました。
枝が波型に繰り返しているのが特徴です。

葉を落とし しだれえんじゅの 骨すがた(遊仙)

骸骨すがたの「えんじゅ」にみえました。
骸骨の絵を描いていた一休さんが喜びそうです。

最初は、「しだれかえで」かと思っていました。
「やっぱりそうだったのか。おもしろいね、たのしいね」と
いうのが自然観察や博物です。
「ああかもしれない、こうかもしれない、そうでないかもしれない」
という哲学的、宗教的な考え方とも共通するものがあります。
「しだれえんじゅ」の幹

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ふくろみもくげんじ

2007年01月25日 | Weblog
むくろじ科の「袋実もくげんじ」です。
名札に「ふくわばもくげんじ」と書いて
ありましたが、意味が不明なので
「ふくろばもくげんじ」または
「ふくろみもくげんじ」を
読み間違えたのではないかと推察します。
「おおもくげんじ」「もくげんじ」という種類もあります。
この「ふくろみもくげんじ」はそのどちらかだと思います。
「おおもくげんじ」の葉は全縁で9月が花期、
「もくげんじ」の葉は重鋸歯で6-7月が花期だそうです。
最初の写真は、樹上の「もくげんじ」の
実です。日の光が当ってまるで白い花が
咲いたようです。
この木の花は黄色だそうです。
大船フラワーセンターにて。

冬の陽に 白い花咲く もくげんじ(遊仙)

三枚の薄い葉に囲まれて袋状で、中に小さな黒い種が
あります。「おにどころ」に形が似ています。
種を植えると芽がでてきそうです。

中の種がみえます。風船のように膨らんでいます。
風船かずらや「とうわた」の実にも似ています。おもしろい形です。

「もくげんじ」の樹形です。
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