キク科の「ノボロギク」です。白い種がボロのように見えるのでこの名前になったそうです。ヨーロッパ原産で、花は黄色ですがこれ以上大きくはなりません。筒状花です。葉っぱには鋸歯があります。春菊の葉に似ています。下曽我の曽我梅林の畑で撮りました。「ベニバナボロギク」は有名です。今年は2月は29日までの閏年です。2012年で4で割り切れます。
シナノキ科の「モロヘイヤ」の莢状の実です。モロヘイヤの別名は「縞綱麻(シマツナソ)」です。エジプト原産でクレオパトラもこの葉を食べていたそうです。葉は栄養価に富み1980年に日本に来てから食べられていますが、種は有毒ですので気を付けましょう。畑で撮りました。月曜日はハングル講座の日です。まだハングルの文字が満足に読めません。
ホウライシダ科の「タチシノブ」です。なんとなくニンジンに似た葉っぱです。羽軸の筋は一本です。「コバノヒノキシダ」は2本です。石垣などでよく見られます。
土塊(つちくれ)の 匂いこよなき 二月かな(遊仙)
雨あがり、土の匂いが湧き上がってきました。そんな中で蕗の薹を摘みました。
バラ科の「白梅」です。三浦半島でもやっと梅が咲きました。
梅一輪 一輪ほどの 温かさ(服部嵐雪)
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて春な忘れそ(菅原道真)
などと歌われている梅です。偕楽園もひと月ほど開花が遅れているそうです。
ヒガンバナ科の「スイセン」です。学名は「ナルシッサス」です。ギリシャ神話のナルシッサスが水に映った自分の姿にみとれて水仙になってしまったとことからこの名前になりました。自己愛をナルシストと言うのはここからきたそうです。地中海原産で長い年月を経て日本に来ました。日本固有のニホンズイセンもあります。全草にアルカロイドを含むので動物は食べません。白い花弁は6枚、推しべは6本(3本はよく見えますが残りの3本はもっと下にあります)、雌しべの柱頭は3つに分かれています。黄色いところは副花冠といいます。水仙の香りはいいですね。
曽我丘陵 土盛りあげる 蕗の薹(遊仙)
富士山を望む、快晴の冬空の中で蕗の薹を摘みました。
オシダ科カナワラビ属の「オニカナワラビ」です。二回羽状複葉です。最下羽片の第一小羽片が長いです。葉山町南郷公園で撮りました。横に匍匐していないように見えました。ホソバカナワラビは匍匐して群生します。若干気温が上がって参りました。
キク科の「ヤブタバコ」です。ある一定の高さになると今度は横に枝葉を広げて太陽の光を集めていきます。このような姿を「制空権を支配している」なんて形容する人もいます。効率的に光を集めることができるのでしょう。したたかな植物達の姿です。このような性質は「シュウブンソウ」にもあります。
葉っぱがタバコの葉ににているのでしょう。花は舌状花はなく、筒状花だけです。下の写真はこの筒状花の名残です。
ゴマノハグサ科の「オオイヌノフグリ」です。春の到来を告げる花です。花のついていない葉は対生です。花の柄のある葉は萼で互生です。今冬は寒いのでオオイヌノフグリの開花も遅くなりました。今朝は氷点下になったようです。