つくし

木賊（とくさ）科の土筆です。
今が旬です。
つくしという名前は、澪標（みおつくし）の
「つくし」から来ているようです。
みおつくしとは、水脈（みお）つ串（くし）で、
海や川の、船の通れる水路を示す杭のことだそうです。
さしずめ、つくしは、春を導く土手の筆（杭）
なのでしょう。
「つくし」のはかまは、木賊の袴によく似ています。

日脚伸（ひあしの）ぶ　春のひかりの　みおつくし（遊仙）

「つくし」の袴(2006.3.21)

ワカバグモ

カニグモ科のワカバグモです。
全身が透き通るような緑色のくもです。
これは、♀です。
巣を作らないで、花や葉っぱの上で
獲物（昆虫）を待ち伏せしています。
これは、たまたま、こぶしの花に
留まっていました。
緑色は保護色だと思いますが、これでは
反って目立ちます。
港北区のせせらぎ公園のこぶしです。

透き通る　カモフラージュの　若葉蜘蛛（遊仙）

食べたものが身体の中に見えるのではないかと
思います。
４本の手が長いです。