森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

からすうり

2007年08月31日 | Weblog
瓜(うり)科のつる性植物です。夏の夜に花が咲きます。
まだ、花を見たことがありませんが、レース飾りの白いきれいな花だそうです。
受粉してもらうため、夜の蛾の標識とのこと。(2005.8.25)
今年は、航行標識保安林のような花を捉えました。
カラスウリ花(2006.8.21)夜中に咲きます。

夜中の10時頃です。
暗くなると咲き始めます。

明日の夜に開く予定の「からすうりの花」です。

葉っぱは、きゅうりの葉に似て触れるとざらざらします。
葉が枯れて秋には赤い実がなります。
鳥に食べられるために赤くなります。(食物連鎖)

写真は花芽がついています。青い実がなり、やがて秋に色づきます。
これが烏瓜だったのです。
繁茂すると周りの樹木を枯らしてしまいます。
カラスウリも「やぶがらし」と言ってもいいです。
やぶからぼうに、中学生も知っている光合成の式です。

6CO2+6H2O→C6H12O6+6O2

二酸化炭素と水を材料に太陽のエネルギーで有機物と酸素が生成されるのです。
光がないと糖を作ることができません。
地球上でこの恩恵にあずかっていない生物はいません。
森林の生成式でもあります。

生きるため 赤いブローチ カラスウリ(遊仙)

夜の蝶 誘う標識 カラスウリ(遊仙)

鳥に種を遠くへ運んでもらう種子散布型の植物です。
カラスウリの花(横須賀PA)にて2007.8.30
毎年この花を見るのが楽しみです。
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シキミ

2007年08月30日 | Weblog
シキミ科の「シキミ」です。
これは、シキミの実です。
おもしろい形をしています。
(2007.8.24)
農家の庭に垣根として
植えてありました。
木の実は有毒です。
真ん中に緑色の実が生っています。
佐野厄除け大師にもありました。
名前は「悪しき実」から来たとか。
樒と書きます。

シキミの実 恐々(こわごわ)触(さわ)る 残暑かな(遊仙)

猛毒と聞いていたので、なんとなく不気味です。

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カクレミノ

2007年08月29日 | Weblog
ウコギ科の「カクレミノ」です。
これは、カクレミノの実です。
花は緑色の小さな花です。
公園でよくみられます。
葉っぱの形に特徴があり、
覚えやすいですが、
葉っぱの形は、桑の葉のように
いろんな姿を見せます。
切れ込みのない葉もあります。
変幻自在と言ったところでしょうか。
大きな蛙の水かきのようです。

カクレミノ 知り尽くしたる 夏の空(遊仙)

大きな葉っぱを空に広げています。

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イケマ

2007年08月28日 | Weblog
ガガイモ科の「イケマ」です。
白い花が特徴的です。
葉っぱの似ている「ガガイモ」は
薄紫色の花です。
田んぼのあぜ道に繁茂していました。
この手の雑草は似ているものが
多いので同定が難しいです。

あぜ道を 覆いつくすや 夏の草(遊仙)

白い花が密集して咲いているさまは
印象的です。
 
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アオダモ

2007年08月27日 | Weblog
モクセイ科トネリコ属の「アオダモ」です。
「コバノトネリコ」とも言うそうです。
この木で野球のバットを作るので有名です。
環孔材で、弾力と粘りがあるようです。
横浜市港北区の畑でみつけました。
いままで、何回もこの路を通っているのですが、
この樹があるのに今日まで、気づきませんでした。

緑陰や コバノトネリコ 甲子園(遊仙)

一塊の 影落としたる 木下闇(こしたやみ)(遊仙)

炎天下、ひとかたまりのくっきりとした影が
地面にどさっと落ちています。
太平洋高気圧が元気です。
披針形の実が沢山ついています。
風で運ばれます。
この樹は雌雄異株です。
おもしろい木肌です。

羽状複葉の葉です。
粗い鋸歯があります。

灰白色の木肌です。
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女郎花

2007年08月26日 | Weblog
オミナエシ科の「オミナエシ」です。
ご存知、秋の七草の一つです。
平塚農業高校初声分校の庭に咲いていました。
ウイキョウに似た美しい花です。

手に取れば 袖に色づく 女郎花(遊仙)

染色してしまいそうな位、鮮やかな黄色です。

参考のため、秋の七草は、
萩、尾花、ききょう、なでしこ、おみなえし、
くず、ふじばかま です。
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マンサクの実

2007年08月26日 | Weblog
マンサク科の「マンサク」の実です。
春には、リボン状の黄色や赤色の花の咲く
あのマンサクの実です。
井の頭公園です。
葉は鋸歯のある、手のひら大の大きな葉です。
名札があったので同定できました。
豊年満作のマンサクのような気がします。

木下闇(こしたやみ)気力たくわえ 春を待つ(遊仙)

植物は、夏の間に光合成で栄養を蓄えます。
昔、光合成のことを炭酸同化作用なんて教わりましたが
今は、この言葉を使わないようです。

特徴のある大きな葉です。

名札です。
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マツヨイグサ

2007年08月25日 | Weblog
アカバナ科の「マツヨイグサ」です。
「ツキミソウ」「ヨイマチグサ」とも
いいます。
「ビロードモウズイカ」といっしょに咲いていました。
「待てど暮らせど来ぬ人を宵待ち草のやるせなさ」
という竹久夢二の歌詞で有名になりました。
正式の名前は、「マツヨイグサ」だそうです。

ツキミソウ 花の向こうに 月浮かべ(遊仙)

花の上部は花の後の種が出来ています。
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キツネノマゴ

2007年08月23日 | Weblog
キツネノマゴ科の「キツネノマゴ」です。
井の頭公園で撮りました。
三浦半島では大楠山にもあります。
ようするの、日本全国どこでも
見られるようです。
葉っぱがもう少し小さいので
「キツネノヒマゴ」というのも
あるそうです。
これは白い花ですが、ピンク色のも
あります。
花の大きさは7mm位です。
名前の由来は判りませんが、
葉っぱの形が「キツネ」の尻尾に
似ているからでしょうか。

緑陰に キツネノマゴに 遇いにけり(遊仙)

最近、本物の鼬(いたち)や狐には逢えなくなりました。
昔は、我が家の鶏も餌食になっていました。
残暑厳しき折、皆さんお身体に気をつけてください。
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ヒメスミレ

2007年08月22日 | Weblog
スミレ科の「ヒメスミレ」です。
これは、スミレの種です。地面に落ちた種を
蟻が遠くへ運ぶようです。
コンクリートで舗装した路の
割れ目に生えています。
生命力が強い感じがします。
というか、平坦な普通の地面では
他の雑草に負けてしまうのかも
知れません。
実が三つに割れたところです。
三つの鞘に種がぎっしり詰まっています。
茶色の一個の種の大きさは1mmくらいです。
この鞘が乾燥すると収縮して
中の種子を弾き飛ばします。
1m以上も飛ぶようです。
スミレの生存戦略です。

炎天に スミレの種の 弾けたり(遊仙)

ヒメスミレの三つの鞘に開く前の実です。
中の実がみえます。

開く前の実の全景です。

開いた三つの鞘から中の種子が
飛んでしまった後の姿です。
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