テングタケ科の「ヒメコナカブリテングタケ」です。綿毛のような灰色の粉で傘、柄が覆われています。これは湘南平で撮りました。昔、こども向けの雑誌に、キノコの森に出かけた子供が大きなキノコの傘の中で眠ってしまってそのまま何処かに消えてしまったという物語がありました。そのためか、キノコをみると不思議なキノコの世界があるような感じがしてきます。今朝は20度でやや暖かいです。神無月も31日となりました。明日からは霜月(本当は陰暦の11月です。)になります。人生二毛作、文化的な生活もいいものです。その中で自分らしさを出せれば言うことはありません。晴耕雨読そろそろ春菊の種を播きましょう。
タデ科の「ハナタデ」です。
白と赤の花をまばらにつけます。イヌタデは赤で密についています。
里山や 新東名に なるという(遊仙)
秦野市に新東名高速のインターチェンジができるそうです。平成32年開通予定とのことです。丹沢の麓の里山が消えていきます。
スベリヒユ科の「ハゼラン」または「サンジカ(三時花)といいます。三時ごろ花が開き赤い小さな実がなります。花は爆ぜるように咲きます。どういうわけか、コンクリートの隙間などの狭いところから芽が出てきます。他の植物との生存競争を避けるためにこんなところに生えているのでしょう。オオバコもわざと動物に踏まれる場所を選んで生えています。植物の不思議な形態です。人間社会でも通用する考え方です。
マメ科ヌスビトハギ属の「フジカンゾウ」です。花はフジに葉はカンゾウに似ていることから命名されたとか。実の莢(さや)は節果といいます。鈎状の毛があり動物にくっついて散布されます。秋の実にはこのような動物散布の植物が多いです。これも子孫繁栄のためでしょう。
節果です。サングラスのようにも、泥棒(盗人)の足跡にも見えます。
あの駅で 出会った友に もう会えず(遊仙)
秋は人恋しくなる季節です。諸行無常を感ずる歳になりました。
バラ科の「キンミズヒキ」です。初夏に黄色い花が咲きます。3枚の葉の基部に一対の托葉(たくよう)があります。よく見る赤白の「ミズヒキ」はタデ科です。
白菜の ずっしりとした 重たさよ(遊仙)
まるまるとした白菜には秋の風情があります。
キクラゲ科の「アラゲキクラゲ」です。白い毛が生えています。傘は赤い色です。食用になるそうです。これも湘南平で撮りました。キノコはキノコの先生から教えていただかないと名前を同定することはできません。類似のキノコが沢山あります。今朝は空に朝焼けがみえます。最高気温が26度にもなるとのこと。寒暖の差が大きくなっています。健康に気を付けましょう。
タテハチョウ科の「アカボシゴマダラ」です。もともとは奄美大島にいるそうです。この亜種が最近、中国から関東地方(神奈川県、埼玉県、東京都)へ来たそうです。神奈川県平塚市湘南平で撮りました。沖縄の「オオゴマダラ」に似ています。南国のチョウといった感じです。温暖化のせいか南のチョウや昆虫が関東地方でも見れれるようになりました。南北に気温が移動するのは地球の歴史では当たり前のことです。ここ関東でも氷河期があったのですから。氷河期は太陽の活動の強弱で決まるようです。昨日、千葉県柏市で福島第一原子力発電所から放出された極めて高い放射線が観測されましたが、他所でもありそうです。自治体は真面目に測定して公表して欲しい。人々の健康に関わることですから。ことは重大で一刻の猶予もありません。マスコミよ頑張れ君たちの仕事です。
白菜の 持ち比べして 買いにけり(遊仙)
ずっしりと重い白菜を選びます。今日は、日本福祉囲碁協会主催で、渋谷区の「リフレッシュ氷川」において身体障害者の方々の囲碁大会があります。車椅子の方がほとんどですが、全盲の方で囲碁を打たれる方もおられます。小生は審判として参加します。
キンカクキン科の「ニセキンカクアカビョウタケ」という長い名前です。橙色のキノコです。傘の大きさは5mm位です。傘の上に傘が重なっているのもあります。落葉樹の枯れ枝に発生します。これも湘南平で撮りました。名前の通り赤いのもあるそうです。
行く彼方 一つ真っ赤に 烏瓜(遊仙)
青空に赤い実の烏瓜が冴えわたります。秋の風情(ふぜい)ですね。
イグチ科の「アメリカウラベニイロガワリ」です。名前の通りアメリカ東部に分布します。もちろん日本に分布するのはこの種類だそうです。「ウラベニイロガワリ」はアメリカ西部にあるそうです。傘と柄が赤茶色です。傷つけると青く変色します。これは食用だそうです。大磯の湘南平で撮りました。とても美しいキノコです。傘はビロード状です。久しぶりに大粒の雨が降っています。
被災地に 10月の雨 やわらかく(遊仙)
神無月の鎮魂の雨です。