サイカチ

豆科の落葉高木です。
これは、井の頭公園の「さいかち」です。
幹から直接出る「とげ」が特徴です。
奇妙で不思議な木です。
トゲは手裏剣のようでもあります。
キリストの茨の冠も連想されます。
「さいかち」という名前の響きが心地いいです。
いい名前をつけたものです。

さいかちに　秋の日落つる　小窓かな（正岡子規）

サイカチに　幾何の補助線　くっきりと（遊仙）

サイカチの木は、きっと三角関数が判るの
でしょう。
サイカチの実

サイカチのトゲ（枝のトゲです。）

リギダマツ

松科の常緑針葉樹です。北米産だそうです。
三葉松（みつばまつ）とも言われています。
東京都立小平霊園の中に街路樹として植えられています。
針葉３本が一組となっています。
大王松も３本です。黒松、赤松は２本です。
３本束ねると一本の棒になります。
五葉松も束ねると一本の棒になります。
もともと一本だったのが分かれたようです。
葉が幹から直接生ずるのも特徴的です。
卵形の球果いわゆる「まつぼっくり」の
鱗片に棘（とげ）があるのも三葉松の
特徴です。

トゲのある　松ぼっくりの　リギダマツ（遊仙）

リギダマツ（幹から葉がでています。）

リギダマツのまつぼっくり（トゲがあります。）