森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ニワウルシの葉痕

2007年02月28日 | Weblog
ニガキ科の「ニワウルシ」または「シンジュ」
です。
奇数羽状複葉で雌雄異株です。
翼のある「さやえんどう」のような実をつけます。
風散布種子です。
これは、葉痕です。
葉の枝が取れた痕です。
樹木によってこの形がさまざまです。

夏なれば ニワウルシの下(もと) かくれけり(遊仙)

まだ、夏には早いですが、俳句とは花鳥諷詠する
ことだそうです。
風詠とは詩歌をうたうことです。
角度を変えるとこんな形になります。
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2007年02月27日 | Weblog
四季の森公園にて炭焼き体験をしてきました。
この炭は、「しらかし」を熱分解してできたものです。

炭焼きは、酸素の供給を断って、樹木のセルロース、
リグニンの高分子の炭水化物を還元したものです。
植物、動物はみな炭になります。
我々人間も炭素と水でできた高分子有機物です。
四季の森公園では、間伐した樹木を炭にし、
横浜市保土ヶ谷区の県立保土ヶ谷公園に
非常災害用として備蓄しているそうです。
いざという時の燃料として使うことができます。
主に「しらかし」の木を間伐して明るい公園を作っています。

黒炭や 烏のごとく まっくろけ(遊仙)

神々しいまでに黒光りしています。
すこし堅めに焼けたものです。

炭の断面です。

放射状の割れ目が美しい黒炭です。

軸方向の模様です。
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オオバヤシャブシ

2007年02月23日 | Weblog
カバノキ科ハンノキ属の「オオバヤシャブシ」です。

大きい松ぼっくりのようなのが果穂です。
小さくて丸いものは、雌花です。
紡錘状で先が尖っているのは葉芽です。
根っこの放線菌というものが空中窒素固定をしますので、
肥料木といわれています。
砂防樹種、治山樹種として全国に「ハゲシバリ」として
植栽されているようです。

山肥やす オオバヤシャブシ 冬木立(遊仙)

落葉低木です。

オオバヤシャブシの葉っぱです。
枯れて葉の形が崩れています。

オオバヤシャブシの全景です。
真ん中で、上部の茶色い葉が残っている木です。
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ボケ

2007年02月22日 | Weblog
バラ科の「ボケ」「木瓜」です。
春の訪れを告げる花です。
花の大きさは6cm位です。
黄色い瓜のような実がなります。
瓜(うり)は、間違えやすい漢字です。
爪(つめ)につめなし瓜(うり)につめありです。

木瓜(ぼけ)の花 瓜につめあり 爪になし(遊仙)

小柄なバラという感じです。
今年は、20個位花が咲きそうです。

やっと、デジカメの修理が終わり、
商売道具が揃いました。
 
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ミモザ

2007年02月22日 | Weblog
マメ科の「ミモザ」別名「ミモザアカシア」「銀葉アカシア」
「房アカシア」です。
葉をみて「ネムノキ」と勘違いしやすいです。
「ミモザ」の花は黄色で、「ネムノキ」の花は赤です。
ミモザは、沢山種類があるようです。区別がつきませんが。
駅前の広場なんかによくみます。
3月以降黄色い花が目に付くようになります。

駅前の ミモザアカシア 枝垂れたる(遊仙)

夏には、多分、いい木陰を作ることでしょう。
葉も花もフサフサしています。
ミモザの幹です。
赤紫の薄い筋模様があります。
横浜市都築区の農道です。
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オオバグミ

2007年02月19日 | Weblog
グミ科の「オオバグミ」または「マルバグミ」と
いいます。
今頃実がなります。
食べてもおいしくありません。
グミの葉は。裏に毛が生えていて銀色に光っています。
「スダジイ」の葉っぱは、裏が金色に光っています。
これは、子安の里にありました。
グミと言えば、子供のころ真っ赤な「なつぐみ」を
食べるのが楽しみでした。
3歳位の記憶です。

高台に 友を尋ねて グミを食む(遊仙)

自分の家より高いところにある「こうちゃん」と言う
友の家にグミを食べに行きました。
そのころ、板垣退助の紙芝居もみたように思う。

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ハルジオン

2007年02月18日 | Weblog
キク科の「春紫苑」(はるじおん)又は
「春女苑」(はるじょおん)です。
白ピンクの花が咲きます。
「つぼみ」が垂れ下がっていることと
茎が空木のように中空であることです。
これで、「ひめじおん」と区別します。
「はるじおん」の方が先に咲きます。

うつむいた 可愛いつぼみの はるじおん(遊仙)


そんじょそこらに五万とある花です。
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ギョリュウバイ

2007年02月18日 | Weblog
フトモモ科の「魚柳梅」です。
フトモモ科の代表的は植物は、
ブラシノキ、ユウカリノキ、フェイジョアです。
いづれも、オーストラリア付近が原産だそうです。
これは、曽我梅林でみつけました。
小さな花が梅に似ています。
葉っぱは柳に似ています。
真っ赤な花で梅の花に負けていません。

魚柳梅 梅に似たるも 梅でない(遊仙)


常緑低木です。
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シダレウメ

2007年02月17日 | Weblog
バラ科の「枝垂れ梅」です。
神奈川県小田原市下曽我の曽我梅林にて、
今を盛りと花をつけています。
みごとな、「しだれうめ」です。
これは観賞用です。
梅の実を採る種類は別です。
約3万5千本の梅の木があるそうです。
ミカンやキウイの畑もありました。
お寺や個人のお宅に立派な「枝垂れ梅」が植えられています。

梅枝垂れ 合間に見ゆる 富士の峰(遊仙)

天高し 梅と富士見る 曽我の里(遊仙)

曽我梅林へは東海道線国府津駅から御殿場線に乗り換えて
下曽我駅で降ります。
約8kmの行程を5時間位かけて散策します。
「しだれうめ」と「青軸(あおじく)梅」です。
右側の「青軸梅」は枝が緑色です。

「しだれうめ」の頂上

お屋敷の入り口の「枝垂れ梅」

路地の角々に植えられています。

瑞雲寺の「枝垂れ梅」
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コノテガシワ

2007年02月15日 | Weblog
ヒノキ科の「このてがしわ」「児の手柏」です。
大船フラワーセンターにて。
葉っぱが垂直に立っているのが特徴です。
形も子供の手の平のようです。
葉の表裏が同じ模様です。
両面シダのようです。
両面、両用どちらとも決めかねる例えを
「児の手柏のふた面(おもて)」と言うそうです。

人の世の 児の手がしわの ふた面(遊仙)

些事多き 児の手柏の ふた面(遊仙)

万葉集にも歌があります。
「奈良山の 児手柏(このてがしわ)の両面(ふたおもて)
 かにもかくにも 佞人(ねじけひと)の徒(とも)」
意味は、奈良山の児手柏の葉の表裏に違いがないように
あちらにもこちらにも口のうまい人どもよ。と佞人(ねじけひと)
を謗(そし)る歌です。
「ねじけひと」とは心のねじけた、ひねくれた人という意味です。
こんな昔から、「児の手柏」があったのです。



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