森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ニセジュズネノキ

2008年11月30日 | Weblog
アカネ科アリドオシ属の「ニセジュズネノキ」です。偽数珠根木と書くそうです。山の中に生えている常緑低木で、今赤い実をつけています。5mm程度の針を持っています。これは神武寺の山に群生しています。
杉や桧の林道の隙間から日が射して実が鮮やかに輝いています。

すれちがい 道ゆずりあう 秋の山(遊仙)

秋の紅葉を求めてちらほら参道を歩く人がいます。
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コウヨウザン

2008年11月29日 | Weblog
スギ科の針葉樹の「コウヨウザン」です。広葉杉と書きます。神武寺に行く表参道でみつけました。最初の木は直径5cm位で後の2つは直径40cm位ありました。
葉の形に特徴があります。

植栽木だと思われます。

江戸末期に中国から渡来したそうです。神社によく植えられているそうです。

日向ぼこ 一本杉を 見上げけり(遊仙)
 
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ヒメイタビ

2008年11月28日 | Weblog
クワ科の「ヒメイタビ」です。三浦半島神武寺の近くで見つけました。匍匐つる性植物です。「イタビカズラ」に似ていますが、葉の先端が尖っていないので「イタビカズラ」ではありません。幼木のときはこのように葉に粗い鋸歯があります。

葉の形が変化するところは、やはり「クワ科」なんだと思わせます。
これも、名前を教えていただきました。葉の大きさは2-3cm位です。
山の岩や崖の泥に張り付いています。

山眠る イタビカズラの ひとりごと(遊仙)

狸でも聞いているのでしょうか。何かを呟(つぶや)いているようです。
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ノササゲ

2008年11月27日 | Weblog
マメ科の「ノササゲ」です。紫色の鞘です。葉は3出複葉で長楕円形です。
傍に「ヤマトリカブト」も咲いていました。

弾けて中から青い実が覗いています。

毎年今時分に見ることができます。私有地の法地なのでいつ何時(なんどき)分譲地に開発されてしまうのかわかりません。

湯河原の 足湯を抱く 眠る山(遊仙)

29日の吟行の折に投稿する予定の一句です。
湯河原は箱根火山の外輪山です。眠る活火山の足湯です。

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サルトリイバラ

2008年11月26日 | Weblog
ユリ科の「サルトリイバラ」別名「サンキライ」と言います。
「山帰来」と書きます。秋に赤い実が生ります。近くの里山で見つけました。

関西ではこれを柏餅の葉にします。

山帰来 赤く実りて 冬に入る(遊仙)

蕭条(しょうじょう)たる冬の枯れ野です。
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ヨツボシカメムシ

2008年11月25日 | Weblog
カメムシ目カメムシ科の「ヨツボシカメムシ」です。肩のところに薄く四つの白い点があります。薄くて見えないものもあります。普通に全国に分布しているカメムシです。

両肩の突起がやや丸みを帯びているのが特徴です。

粛々(しゅくしゅく)と 落葉日の入る 社(やしろ)かな(遊仙)

神社の境内の銀杏の落葉に日が落ちています。


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アキノタムラソウ

2008年11月24日 | Weblog
シソ科の「アキノタムラソウ」です。日本のサルビアです。庭に咲いているのは赤いサルビアです。

これも秋を代表する花です。
タムラソウは、「田村草」と「多紫草」の両説があるそうです。なんとなく後者の方が似合いそうですがほとんど「田村草」です。名前の由来は難しいです。
現在、逗子と鎌倉の間の名越の切り通しの整備をしています。鎌倉を世界遺産に登録するためだそうです。世界遺産に登録することのメリットとはなんでしょう。横浜市の金沢文庫の称名寺も鎌倉時代の遺構ということでこれまた世界遺産に登録のため橋の架け替えをしています。

秋草も 世界遺産の 一部なり(遊仙)

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ヤマトリカブト

2008年11月23日 | Weblog
キンポウゲ科の「ヤマトリカブト」です。本州中部以北に普通に生えいるといわれていますが、もっと南でもありそうです。植物の分布の調査をやり直したほうがいいと思います。インターネットを使えば直ぐにできます。盗掘を恐れて、植物の分布を隠すことが推奨されていますが、これも問題です。盗掘は別の方法で防ぐべきです。
三浦半島の山野でも普通に見られます。

紫色の花が鮮やかです。一輪草、二輪草の葉と似ていますので気をつけましょう。


紫の 花の光の 鳥兜(遊仙)

猛毒の「ヤマトリカブト」なのでなんとなく花の美しさに凄みを感じます。
「鳥兜」という言葉は俳句の秋の季語で、花の名前は「山鳥兜」です。
植物図鑑も「トリカブト」では出てきません。
 
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ミヤマキリシマ

2008年11月22日 | Weblog
ツツジ科の「ミヤマキリシマ」です。「深山霧島」と書きます。高さ10cm位、花は2cm位の小さなつつじです。広島大学山岳部の「坊がつる賛歌」の歌詞にでてきます。
今年やっと花が咲きました。九州、九重山、霧島の高山の花です。
薄紅紫色の可憐な花です。

荒地、火山地帯に生育する植物で、森林化すると生きていけないそうです。



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タンキリマメ

2008年11月21日 | Weblog
マメ科の「タンキリマメ」です。
鞘のなかに2個の黒い種が入っています。3出葉です。

特徴のある葉です。

大豆の基の「ツルマメ」は葉が細長く、鞘に茶色の毛が生えています。

間伐の チェーンソウの音 秋深し(遊仙人)

昨日、枝打ち、間伐の林業体験をしてきました。箱根の山の紅葉は今真っ盛りです。
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