バラ科のウワミズザクラです。雄蕊が30本位あります。花が終わって緑色の実ができています。やがて赤く黒くなります。越後では花が咲く前のつぼみを塩漬けにしたものをアンニンゴと言って食用です。アンニンゴ酒は塾した実を使った果実酒です。名前は、「上溝桜」と書きますが、この桜の樹皮の溝(みぞ)のひび割れで占ったそうです。従って、「占溝桜」が元の漢字で、そこから「うらみぞざくら」が「うわみずざくら」になったそうです。久留里城で撮りました。日本全国に分布しているそうです。
ツツジ科のシャシャンボです。ブルーベリーのような実がなります。夏に白い花が咲きます。これはシャシャンボの葉です。葉には鋸歯があります。樹皮は赤褐色で縦に裂けています。関東以南に分布しているそうです。千葉県君津市の久留里城で撮りました。珍しい植物に出会いました。千葉県の森林インストラクターの観察記録から判明しました。観察記録は貴重な財産です。
カバノキ科のアカシデとイヌシデです。左がアカシデ、右がイヌシデの葉です。アカシデの幹は凸凹があります。イヌシデの幹は滑らかで葉には毛が多いです。最近この違いが判るようになりました。いづれも翼の付いた実が生ります。
キク科のヤブタビラコです。花弁が15枚以上あります。コオニタビラコは12枚以下です。
見上げれば 玉虫の舞う 秋暑し(遊仙)
エノキの梢の上で縦になって飛んでいました。玉虫が飛んでいるのを見たのは久しぶりです。