森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ハナカイドウの実

2008年02月29日 | Weblog
バラ科リンゴ属の「ハナカイドウ」の
冬の実です。海棠ともいいます。
13世紀建立の鎌倉の海蔵寺の
境内にうえてありました。
冬なので赤い実のみでしたのでなんの木か
判りませんでしたが、ガイドさんが
「これは カイドウです」と説明されていました。
樹形から海棠の花が咲く頃が想像されます。

山眠る 奥鎌倉の はなかいどう(遊仙)

もうこれ以上行けない、行き止まり
にあるお寺でした。
扇ヶ谷の奥です。
しわくちゃの実です。

白っぽい樹形です。
「ウメノキゴケ」がくっついていました。
白っぽい平たい苔です。

古都鎌倉らしいたたずまいです。
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ツワブキの種

2008年02月28日 | Weblog
キク科の「ツワブキ」の種です。
「石蕗」と書きます。
秋に黄色い花の咲く海辺植物です。
花の後は、タンポポのような種が
できます。種が風で遠くへ運ばれる
風散布植物です。
最初なんの植物か判らなかったのですが
葉っぱの形状からツワブキと判明しました。
藤沢市辻堂でみつけました。
直径は4-5cm位です。

石蕗(つわ)の花 花のあとなる 白き花(遊仙)
俳句では石蕗を「つわ」と読みます。

恰(あたか)も白い花が咲いているようです。

全体の姿です。おもしろい形です。

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実生のアシタバ

2008年02月27日 | Weblog
セリ科の海辺の植物の「アシタバ」の新芽です。
観音崎のアシタバの種を庭に捨てておいたら
今頃(2008.2)、芽が出てきました。
最初は何の草かと思っていましたが、
徐々に思い出しました。
冬でも青青としている「アシタバ」ですから、
新芽も青いです。
新芽の周りにある白いものは捨てた種です。
どなたかの研究成果によりますと、
若干低温(10℃)だと発芽するそうです。

アシタバの 明日また出る葉 冬日和(遊仙)

「今日葉を取っても 明日にはまた葉が出る」
ということから「明日葉」という名前になった
そうです。
八丈島の明日葉は有名です。
三浦半島でも沢山見られます。
アシタバの実は10個位の種が房状に
生っています。
アシタバの種です。
長さ10mm位です。
真ん中が種子で、両側にコルク質の翼が
ついています。
川や海の水に浮かんで遠くへ流れていく、
水散布の植物です。
「たかざぶろう」も水散布です。

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ワビスケ

2008年02月26日 | Weblog
鎌倉の英勝寺という尼寺の「ワビスケ」です。
ツバキ科の「ツバキ」の一品種です。
市の天然記念物に指定されています。
「侘助」は「太郎冠者(たろうかじゃ)」ともいいます。
侘助はお茶のわび、さびの世界の言葉、太郎冠者は次郎冠者と
対で太郎さん次郎さんという意味の
狂言の一般名詞だそうです。
日本的な、乙な名前です。
ツバキは日本の花です。

ワビスケの 音を立てて 落ちにけり(遊仙)

ツバキと山茶花の違いがここにあります。
山茶花は花びらが一枚一枚離れて散りますが、
椿は花が丸ごと落ちます。
先ほどの尼寺は、今は住職がお一人で
お住まいとのこと。鎌倉駅から北鎌倉方向へ
線路沿いに歩いたところにあります。
入場料もお雛様も300円です。
ここで手作りの紙のお雛様を買いました。

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ユリノキの冬芽

2008年02月25日 | Weblog
モクレン科の「ユリノキ」の冬芽です。
白っぽい冬芽です。
久里浜緑地公園の中には「ユリノキ」が
沢山植樹されています。
白い粉を吹いているようです。
半纏(はんてん)の形の葉が
暖かくなりますと出てきます。

里山の 新芽の覗く 冬芽かな(遊仙)

ヘラ状の面白い形です。長さは4cm位です。

新芽が少し外を覗いています。

角度によっては赤っぽいです。

ユリノキの冬芽の大盤振る舞いです。(2008.2)
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ミズキの冬芽

2008年02月25日 | Weblog
しばらく、冬芽特集とします。
これは、ミズキ科の「ミズキ」の冬芽です。
赤い着物を着ているようです。
寒風の中で、ひときわ照り輝いています。
冬芽の中でも赤く大きいです。

木枯らしや 空に這いたる ミズキの枝(遊仙)

棚状(たなじょう)にミズキの枝が伸びています。
一節が1年を表しているそうです。
節を数えると樹齢がわかります。
ミズキの枝振りです。(2008.2)

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ヒューガミズキの冬芽

2008年02月24日 | Weblog
マンサク科トサミズキ属の「ヒューガミズキ」です。
トサミズキに比べて花の数が多いそうです。
宮崎県の日向ミズキと高知県の土佐ミズキです。
いづれも、蛇紋岩地帯に生えているそうです。
ミズキという名前ですがミズキ科ではありません。
これは、久里浜緑地のヒューガミズキの冬芽です。
一つの植物のいろいろな相です。
どれもこれもみんな正真正銘の「ヒュガミズキ」なのです。
私達は兎角(とかく)花の時期だけの植物に目が行くようですが、
植物の一生の中での変化を見るのも楽しいです。

マンサクに 負けず早咲き トサミズキ(遊仙)

これも春の訪れを告げる花です。

花芽です。淡い黄色の花が咲きます。

ヒュウガミズキの実の名残です。
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ハコネウツギの冬芽

2008年02月23日 | Weblog
スイカズラ科のハコネウツギの冬芽です。
海辺に多い植物です。
対生です。
特徴のある形の冬芽です。
野山でよく見かけます。

草木(そうもく)や 春夏秋冬 七変化(遊仙)

草木にとっては1年が人間の一生のようなものに
思えます。毎春再生しているのです。
毎年復活しているようです。

5月ごろ美しい花が咲きます。
ニシキウツギも同じ仲間です。
海辺にあるのがハコネウツギで
山にあるのがニシキウツギとか。
どちらも同じに見えます。

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ニワトコ

2008年02月21日 | Weblog
スイカズラ科の「ニワトコ」です。
冬芽を追加しました。
今、花が真っ盛りです。
花の一つずつは小さく真ん中が
赤紫色です。(2007.3)
じっくりと眺めたことがなかったので
掲載しました。
雑木として扱われ、切られてしまうのが落ちです。

鶯や ニワトコの枝 藪の中(遊仙)

ニワトコの藪の中で鶯が「ホーホケキョ」の
練習をしています。
まだまだ、うまく啼けません。

ニワトコの花です。

集合花です。

ニワトコの冬芽です。(2009.2)

対生です。季節ごとの植物の変化は
かなり大胆です。
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菩提樹の冬芽

2008年02月20日 | Weblog
シナノキ科の「ぼたいじゅ」の冬芽です。
冬芽は赤っぽいです。(2007.2)

ぼだいじゅの 空にさえずる シューベルト(遊仙)

ドイツの菩提樹の木は今でも泉のほとりに
茂っているそうです。
新橋駅から虎ノ門へ通じる路に、シナノキと言う名前で
街路樹として植えてあります。
ホルトノキもあります。
都心には、結構珍しい木を見つけることができます。
変わった形の実が生る木です。
黄色い花が咲きます。

久里浜花の木公園のボダイジュの冬芽です。
(2008.2)
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