今日は京都水族館のスペシャルワークショップ「京都水族館の里山教室」へ行ってきました。田植え体験や稲の収穫体験などに加え、田んぼやその周りにすむいきものを観察し、里山と人といきものの関わりについて季節の移り変わりを通して学ぶ、8ヶ月間毎月開催をするプログラムです。
プログラムは小5以上が対象で、多数申込みがあったようですが、幸運にも当選。(@Д@;)ちょうど、まじくんも5年生、今年は小学校でも稲作を勉強しますので、よい機会となりました。まずは、受付を済ませ、京都学園大学バイオ環境学部の特任教授、森本幸裕先生のお話「里山の人といきものの関わり」で、全国や京都の里山の現状を勉強しました。
その後、先月訪ねた時【前ぶろぐ】は、まだ水が入ってなかったあの田んぼに「きぬひかりの苗」を植えました。小さな4枚の棚田のうち、2枚を里山教室で植えました。参加者には大人もいますが、私は最初から申し込んでないので、近くで、田んぼに落ちそうになりながら・・・まじくんを見守ってました。なんか、授業参観みたいだった。(^^;)
田植えの他に、アクリル板ギリギリに苗を植え、根の張り方や成長の様子を観察します。今は、水面から少し出るだけの苗が、1ヶ月でどのくらい伸びるのか楽しみです。
実は、私の実家(富山)は山奥の農家だったので、田植えといえば・・・体験とか観察ではなく、手伝い、労働のイメージです。しかし、今は両親も年老いて、代々守ってきた田んぼは後を継ぐ者もなく、大きな田んぼは近所の人に貸し、小さな田んぼは放置しています。悲しいことに放置した田んぼは、3年~5年であっという間に雑木林のようになってしまいました。子孫として責任を感じつつも・・・これが現実です。(TmT)日本の里山はこうやって少なくなっているのでしょうね。
そんなわけで、今さら「子供に田植えの体験を・・・」などというのもご近所さんに頼みにくく・・・結局、まじくんは今日が初めての田植えです。最初は、汚れるとか、泥の匂いが気になる・・・などと怪訝そうだった子供たちも、田んぼに入ると夢中になって泥や苗と格闘していました。今日は日差しも強く暑い日だったので、泥のヒヤッとした感触も気持ちよかったようです。(安全のために全員靴下着用)まじくんが植えたのは10株ほどですが、これから大きくなるのが楽しみです。(上から2枚目の棚田の真ん中あたりの列を担当しました。)
水族館の里山ゾーンは、オープン時に比べ、生物も植物もどんどん充実しています。今思えば、オープン時は、庭にしては中途半端だし、どうなるのだろう・・・なんて思っていたのですよね。里山は人が関わって成り立つものだそうです。里山ゾーンは、人工的に植えたり飼育しているものもありますが、虫などは自然に寄ってきたものなのだそうです。プログラムでは、稲作と同時に、里山の動植物の観察も行いますので、今後の教室が楽しみです。
左下写真:里山ゾーンの水のバイカモが満開でした。初夏から初秋にかけてウメの花(梅花)のような白い花を水中につけます。清流に生育するため、自然で見かけることは少なくなったそうです。そういえば、2011年の朝のNHK連続ドラマ小説「おひさま」で、安曇野の清流に揺れるバイカモがオープニングで流れてましたね~。
この後は、ワークショップと近くでのランチをご紹介します。次のぶろぐにて。
京都水族館 http://www.kyoto-aquarium.com/ 入館料について
営業時間:9:00~17:00 見学所要時間:60分~90分 *市バス1日乗車券等で割引あります。ローソンで前売り券発売
駐車場については以前詳しく書いております。【前ぶろぐ】【前ぶろぐ】京都水族館はよく出かけています。【京都水族館:カテゴリ】