まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都栂尾:高山寺・・・紅葉の進み具合は?

2007年10月27日 | 京都市右京区

P1050652 先週の木曜日(18日)、秋明菊の名所「宗蓮寺」【前ブログ】へ出かけた帰りに、紅葉の名所「三尾(さんび)」のひとつ、栂尾(とがのを)の高山寺(こうさんじへ立ち寄りました。三尾とは、高雄(たかお)、槇尾(まきのお)、栂尾の三ヶ所で、清滝川沿いにあります。

栂尾山高山寺(とがのをさん こうざんじ)は、774年、光仁天皇の勅願によって開創、その後、鎌倉時代に明恵上人(みょうえしょうにん)によって再興され、後鳥羽上皇より「日出先照高山之寺」を賜りました。真言宗のお寺で、平成6年には、世界文化遺産に登録されています。

駐車場(この日は無料でしたが、シーズン中は有料です)に車を止め、裏参道を登ります。(入山料400円)今回は、保育園を休んで、まじくんも一緒でした。

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栂尾山は茶の発祥地として知られ、明恵上人は、茶祖といわれています。お茶は、鎌倉時代に中国から養生の仙薬、延命の妙術として栄西禅師が茶種を持ち帰り、明恵上人へ贈られました。それを栂尾や宇治に植え、今日に至っています。その茶園が現在も残っています。

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まずは、明恵上人の住居跡「石水院」。(拝観料:600円)鎌倉時代に、後鳥羽上皇より学問所として賜った建物で、国宝になっています。院内には、国宝の「鳥獣人物戯画」の複製が展示されています。

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入口で「鎌倉時代に建てられた国宝なので、走らないでね。」と、言われたまじくん。こそぉーっと歩いています。(^m^)撮影禁止の張り紙がありましたが、家庭用カメラならと許可をいただきました。

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紅葉の季節には、ここからは真っ赤に染まったもみじの「絶景」が望めます。

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明恵上人は、生涯独身を貫き、仏の道一筋に生きぬいた方で、40年間にわたる「見た夢の記録」を続け、端正な顔立ちの美男子だったそうです。そのお姿を偲ぶことができる像や、かわいがっていた子犬の像もあり、重要文化財に指定されています。月を詠んだ御歌「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月」をご存知の方もいらっしゃるのでは?私は、確か教科書に載ってた記憶があります。

紀州生まれで、4歳のとき、姿形が美しいので御所に参らせようと思っていた両親の考えに対し、すでに仏門に入りたいと決めておられたそうです。実際には8歳の時に母が病死、父も頼朝との戦いで戦死し、9歳の時に叔父を頼って高雄山神護寺に入られたそうです。(まじくんは5歳・・・今の世の中では想像もつきません。)

この後は、境内の様子をご紹介します。紅葉の進み具合はどうでしょう?

栂ノ尾山 高山寺 http://www.kosanji.com/