今日はトミーズツアー「もみじ舞う京都 岩倉実相院・源光庵」のお客様を案内させていただきました。富山を出発してお昼頃には京都に到着、私は京都東インター下車すぐ、山科から乗車させていただきました。
まずは、最初の目的地「岩倉実相院(いわくら じっそういん)」です。実相院は元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡、岩倉御殿とも呼ばれています。
住宅地をぬけて、参道の坂道にさしかかると、遠くに実相院の門と赤く染まるもみじが見えます。門をくぐってすぐの大きなもみじは、半分ほど散っていました。京都は月曜日(25日)に雨が降ったため、散ったもみじが多いです。
この寺の代名詞ともいうべき・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」を含め、お寺の内部の撮影はできませんが、書院のお庭などの撮影は縁側からできます。
すでに、かなり散っていますが、まだ見ごたえはあります。↓お庭にうさぎとカメ?ちょっと珍しいですね。(^m^)
客殿の中は、古くて色あせたもの多いですが、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。また、歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。なかでも幕末期は、実相院が宮家に近い門跡寺院であり、徳川家ともゆかりが深かったため、双方から様々な貴重な情報がよせられました。日記は挿絵なども添えられ、詳細に記されています。*一部、展示されていました。
↑客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。左下写真:同じ木の葉なのに、緑と赤にはっきり分かれている・・・↓不思議です。(@Д@;)
【おまけ】床もみじは、この木の紅葉が、ピカピカに磨き上げられた床に映っています。少し色あせていますが、まだまだきれいでした。春には新緑が映り「床みどり」冬には雪景色が映り「雪化床」となります。
実相院 http://www.jissoin.com/index.html
拝観料:大人500円 小中250円 拝観所要時間:20~30分
実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは使用できません。観光バスの駐車時間は30分厳守です。
この後、ツアーは、鷹峯の源光庵へ行きました。次のぶろぐにて。