6月の季節菓子「水無月」を水無月に食べるプロジェクトを、こそっと、ひとりで開始しています。(^^;)今の所、9個食べました。賞味期限が当日中っていうのが、大変・・・。
「水無月」は、その昔、皇室や幕府などに献上された氷室の氷を食すことができない庶民のための暑気払い、厄払いのためのお菓子です。
氷の結晶に似せた三角の外郎(ういろう)の上に小豆がのっています。小豆は魔除けの意味があります。(豆が魔滅に通じる)6月30日に行われる夏越の祓【前ぶろぐ】の時も、このお菓子を食べます。
京都では、6月になると、あちこちの和菓子屋さんに「みな月」「水無月」とかかれた旗が下がっています。「氷」「冷やし中華始めました」みたいに・・・。(^m^)
今回ご紹介するのは、俵屋吉富さんの「水無月:262円」です。水無月は庶民のお菓子だけあって、たとえ老舗でも、高っ!と思うようなお値段ではありません。まぁ、他店(105円~)に比べれば、262円って高い方ですけど。(^^;)ただ、高いだけのことはあります。
大丸京都店の吉富さんのブースに展示されていた水無月の小豆があまりに大きかったので「このサンプル、小豆ものすごく大きいですね、本物ですか~?」と尋ねると「はい、本物です。うちは先代の時から、職人が水無月の小豆の粒の大きさや質にはこだわってます。」とのことでした。そのこだわり通り、大粒の小豆がとってもおいしかったです。
黒砂糖が控えめでおいしかったです。大丸のデパ地下で、いろんなお店の水無月をみましたが、変わってる~っていうのがないですね。サイズも素材も・・・。見た目は地味な食べ比べですが、まだまだ続けます。水無月まとめは【こちら】にて
俵屋吉富 http://www.kyogashi.co.jp/ 以前京菓子資料館をご紹介しています。【前ぶろぐ】