水無月に「水無月」を食べるひとりプロジェクト~ご報告です。
過去ブログでもたくさん水無月を紹介しています。・・・2011:京絵巻さん、仙太郎さん、東寺餅さん、俵屋吉冨さん、七條甘春堂さん、音羽屋さん、五建外郎屋さん、笹屋伊織さん、鶴屋吉信さん、京阪宇治駅前駿河屋さん、京阿月さん、とらやさん、平安殿さん、妙心寺前三河屋さん、亀谷良長さん、長久堂さん、塩芳軒さん、番外編(ケーキなど) 追記 2012:老松さん、2013:松寿軒さん、船屋秋月さん、おたべ本館さん 2014:鼓月さん 一条中谷さん 2105:自宅減築で多忙によりぶろぐアップせず
水無月とは・・・6月は水無月(みなづき)旧暦で水無月は、現在でいえば7月、暑い盛りです。その昔、冬場にできた天然氷を氷室で保管し、夏に宮中へはこび、暑気払いのため食したといいます。枕草子にも金属のお椀に、氷室の氷を削り甘葛をかけたものを上品で美しいものとしてあげています。かき氷ですね~。^^ 氷を簡単に食すことができない庶民のために誕生したのが「水無月」というお菓子です。氷の結晶に似せた三角の外郎(ういろう)の上に小豆がのっています。小豆は魔除けの意味があります。(豆が魔滅に通じる)6月30日に行われる夏越の祓【前ぶろぐ】の時も、このお菓子を食べます。
全体的に、京都の水無月はオーソドックスなものが多く、さすが発祥の地ですね~。値段が上がれば上がるほど(老舗になればなるほど)外郎の部分がもっちりでなく、さっぱりしてたような・・・。
上新粉、小麦粉、寒天、わらび粉、でんぷん・・・の配分がお店によって違うから・・・やわやかーいものもあれば、もっちり~しているものも、いろいろです。なかには「こ、これは形が三角なだけで、だんごと同じでは?」と、いう感じるものもありました。どこが一番おいしかったか?というのは、ちょっと難しい・・・どこが、イマイチだったかは簡単ですが・・・(^^;)
小豆(あんこでなくあくまでも小豆)がおいしく思ったは、俵屋吉冨さん、鶴屋吉信さん、とらやさん、塩芳軒さんでした。変わったところで言えば、七條甘春堂さんは塩気があり、笹屋伊織さんはめちゃめちゃ柔らかく・・・。五建外郎屋さんは種類が豊富でした。宇治の駿河屋さんは1年中水無月販売しています。
水無月は、値段も手ごろで(100円~)で、京都には、なくてはならない食の風物詩です。昨日は、あちこちの和菓子屋さんで水無月を買い求める人を見かけました。私が食べたのは20軒ですが、京都にはもっとたくさんのお店があります。また、来年も食べてみます。ちなみに、共に水無月を食べたパパ(京都のボン)は、「とらやが口におうてなたぁ~」と、言ってました。まじくん(京都のボンボン)は興味なし「いらへん・・・」でした。(><)小さい頃は和菓子、食べたのになぁ~。