雨の週末、土曜日。早朝からラン仲間の車に乗り合わせて、山岳マラソンのスタート地点プレデアルへ。事前に
web-スポーツサイトで取り上げてもらったので、たくさんの人に声をかけてもらいました。
いつものように、Mr.Frendship Flag Runnerのイリエ氏と記念撮影。この大きなフラッグを携え、42キロでも山でも何でも走る彼は、同い年。
この時は雨はまだ降っていなかったけれど、降り出すに違いない~しかしながら6月の雨、身体を極端に冷やすことはないはず…。雨除けのキャップだけをかぶり、いざ、スタート。
何度も走っているコースだけれど、昨年から一部コースが変わり(従来のコース上に遊戯施設Dino Parkができたので、混雑回避のため)、21キロ過ぎから2キロ余りのトレイル。
前日からの雨で、滑る滑る=。普通のマラソンシューズで出走して、トレイル部分で大苦戦した昨年の経験を活かし、今年はライト・トレイルシューズで出走。ロードも走れて、トレイルも走れる軽量シューズ。
そして23キロからは、このコースのハイライト、10キロほども続くアスファルトの登り。つまり、走らなければならないロード。去年はここですでに歩いてしまったけれど、今年は走れそう~脚が走りたいと言っているよ。ここを駆け上がるのが一番の快感。
すでに雨も降りだし、予想外に冷たい雨、ここで失速すると身体が冷えて動かなくなりそう。
でも、トコトコ、脚が動いてくれます、どんどん先行の男子ランナーを追い抜き、32キロ手前の折り返しで確認すると、前の女子選手と5分以上の差がある、これは縮まらないかな・・・・?
登りがあれば急なくだりもあるコース、さすがに膝に堪えてきたけれど、微妙に着地バランスを変えながらなんとか痛みをやり過ごし、34キロ以降ゴールまで続くトレイル部分に突入。
雨のトレイル、つまり泥と水たまり。この部分だけで周回コースも作られていて、ここで駅伝も行われています。走者6人でつなぐ駅伝、スピードランナーがものすごい勢いで抜いていくけれど、背中は泥跳ねだらけ。
私はここまで3番手で走っていたのですが、32キロ地点で5分以上差があった2位の女子ランナーを38キロ過ぎでかわし、大逆転。しかも、雷を伴う激しい雨という悪条件で男女共トップを走っていたランナーがリタイアするという番狂わせ。最後のトレイル部分に入った時に3番手と思っていたけれど、2番手で突入。そしてここで逆転できたので===総合優勝です!
ゴールで出迎えてくれた主催者のボスに、「事前の雨予報のため、参加者は少なめで、ラッキーでした。」と伝えると、「途中でやめる人も多かった、それでもあなたはずっと走り抜いたわ。」
何度も走って熟知している、30キロ以降が勝負のポイントの難コース、諦めないで走ってよかったです♪、総合優勝の最年長記録を更新♪
嬉しい表彰式、ルーマニアのオリンピックメダリストに囲まれて、中央はConstantina Ditaさん!
車いすランナーも出走。生活用車いすのランナーもいました。
ラン仲間に感謝:
同行のラン仲間が走り終わって着替え終え、スタンバイできた時から表彰式開始まで1時間半以上ありました。
「私、表彰式に出なくてもいいよ。仲間4人の時間を無駄にしたくない。みんなを待たせたくない。雨だし、どうしようもないよ。」と遠慮したけれど、同行女性ランナーが「ステージに上がるのは素晴らしいことよ。」
そして運転してくれるランナー(彼は年代別4位で、惜しいところで入賞を逃がしていた)も、「ここらあたりを車でドライブしよう。」と、時間をつぶしてくれ、一緒に表彰式まで待ってくれました。ありがとう==。