リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いくつになっても青春はいいもんだ

2017年09月04日 | 日々の風の吹くまま
9月3日(日曜日)。晴れ。三連休の中日。暑いからだらぁ~ん。ずっと雨が降らないせいで
空気が汚れているのか、もやっとしているけど雲ひとつない青空。せっかく暇なのに雲の写
真が撮れないけど、夕暮れの迫る空に昇って来る月はちょっと幻想的だったりする。カメラ
を向けて思い切りズームインしているときに、飛行機が横切ったら『E.T.』のシーンのよう
で絵になるけど、よほどじゃないとそんなチャンスはないな。でも、きのうは英国航空のエア
バスA380機が飛び入りしてくれた。世界最大の旅客機というだけあってずんぐりむっくりし
て見えるけど、バンクーバー国際空港(YVR)に向かってしずしずと進んで行く姿は風格が
あって、エルガーの『威風堂々』が聞こえて来そう。
   

先週からスイッチしたLG104.3が、金曜日の午後から三連休の特集として70年代のロッ
クをぶっ通しでかけているんだけど、ワタシの20代のほとんどの年代なのに、なじみのない
曲が多い。その前の60年代もなじみのものは日本にいた頃に好きで聞いていたアーティス
トのものだけ。60年代といえば十代の青春真っ盛りの時代だったはずなのに、ワタシ、何
やってたんだろう。高校時代なんか楽しい思い出どころか、懐かしく思い出せることが何に
もない。学校では校則でがんじがらめ、社会に出れば出たで「○○らしく」の圧力でがんじ
がらめで、青春と言えるきらきらした時間がなかったような気がする。

おまけに日本にはポップス専門のラジオ局なんてなかったし、日本にいたときもカナダに来
てからも勤めに出ている間はラジオなど聞いていなかったから、ワタシの10代と20代の記
憶は虫食い状態になっているのかもしれないな。ワタシの青春を返してくれと言いたいとこ
ろだけど、なかったものは返してもらいようがないから、今、1日中流れるロックのリズムに
合わせてハミングしたり、体を動かしたりすることで、その若き日の空白を埋めているところ
なのかもしれない。人生を回り道に回り道を重ねて来て、やっと今ワタシの青春にキャッチ
アップしているわけ。

もしもカレシとの縁がなくて、独身のまま日本で年を重ねていたら、ワタシの人生が今頃どう
なっていたか。想像もつかないや。今こうやって自分の年なんか考えずに遠慮なく楽しいこ
とを楽しめるのは幸せだと思う。そう、今ワタシの心は青春真っ盛り。うん、いくつになっても
「青春」っていいもんだね。