リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

このコロナ感染の地域格差はどうして?

2020年10月20日 | 日々の風の吹くまま
10月19日(月曜日)。☁☁☀。ぱっとしない天気だけど、月曜日。今度の土曜日は州議会選挙の投票日なんだなあ。郵便投票を済ませてしまったし、ホーガン首相率いる新民主党が楽勝するという予想だし、何だか関心がわかなくなっちゃったな。アメリカでもうすぐカナダとの国境をオープンすると言っていたと思ったら、カナダ側は制限をさらに1ヵ月延長すると発表。カナダはアメリカが中西部を中心に拡大しているコロナ感染を制御できるまで国境は開かないと言っていて、国民は圧倒的多数が大賛成。まあ、生活必需品もアメリカの通販からの荷物も多少の遅れはあってもちゃんと入って来ている限りはずっと制限したままでもいいよというのがカナダ人の本音というところ。

でも、コロナ騒ぎがなかったら、今ごろはアメリカ東部ニューイングランド地方の沖をカナダのモントリオールに向かってクルーズしているところだと思うと、やっぱりがっかり感がこみ上げて来る。途中の目玉はボストンと『赤毛のアン』のプリンスエドワード島。そしてトロントの弟夫婦がケベックシティまで来て一緒に観光した後、姪夫婦と甥孫が住む終点のモントリオールでまた落ち合って家族交流という予定だったんだけどな。第1波でさんざんだったオンタリオとケベックは(人口が多いせいもあるだろうけど)第2波でも感染者数がダントツ。BC州も今日ボニー先生が「第2波が来ている」と宣言したけど、感染者の接触の追跡ができているので、みんなが第1波のときと同様に感染防止に努めれば危機的な状況になるのを防げるとのこと。つまり、「どのような状況になるかを決めるのは私たち」だから、改めてソーシャルディスタンスと手洗いとマスク着用を続けようというわけだね。

今日カナダ(人口3500万人)での感染者数累計が20万人を突破したそうで、そのうちBC州(人口500万人)は1万1000人、オンタリオ州(人口1450万人)は6万5000人、ケベック州(人口850万人)は9万4400人、アルバータ州(人口430万人)で2万2600人。検査数も全国で1千万人を超えたから、感染率は2%と言う勘定になるかな。それにしても、オンタリオもケベックも厳しいロックダウンや休業命令、マスク着用の義務化で対応したのに2州だけでカナダ全体の感染者の8割という結果なのに対して、濃厚接触のあるビジネスを休業させた以外は一般市民には自粛のお願いと感染防止策の推奨で通したBC州で危機的と言える状況に至らなかったという、この差はどこから来るんだろう。

それでも、世界各国での感染者数だけを単純に比べたら、カナダはまだずっと下の方。アメリカは850万人に迫る勢いで、それをインドが760万人、ブラジルが520万人で追い上げ、後はロシア、スペインで上位5ヵ国。でも、今日はキャンセルした来年1月のクルーズの終点だったアルゼンチンが100万人を突破して、スペインを抜いて5位になったそうだし、出発点だったペルーも87万人で9位、寄港地がいくつかあったチリは50万人に迫っていて14位。出発予定日まであと3ヵ月という現時点でこれじゃあ、キャンセルして正解だったとしか言いようがないな。残念至極なことには変わりはないけど、今日の郵便で来たSilverseaのカタログを見て、とりあえず夏か秋の地中海クルーズを計画して気を取り直そうか。


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