リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

昔はアドバイスコラム、今は掲示板

2022年01月19日 | 日々の風の吹くまま
1月18日(火曜日)。🌫☁☂🌫。なぜか2人とも7時を過ぎたばかりでぱっと目が覚めて、早過ぎるよぉと寝返りを打って寝直し。目が覚めすぎて眠れそうにないとこぼしていたカレシもすんなり眠りに落ちたようで、次に目が覚めたときにはもう8時45分。あたりは一面の霧で、どこもかしこもじっとりした感じだけど、何となくリラックスな気分。

きのう小町横丁を引き合いに出して、アナログ思考がどうのこうのと書いていたので、いつもは「新着トピ」のページに並ぶタイトルだけを見て、だらだらと執筆中?の(老犬の目線で見た人間模様をスケッチした)短編小説集『Mr. Puddles』のテーマの種を仕入れているんだけど、たまには面白そうなタイトルの中をのぞいてみるのもいいかもと思って、今日はその小町横丁で張り出される「悩み事相談」のトピックをつらつらと読んでみた。掲示板と言うのは昔から「お悩み事相談所」だったわけだけど、個々の社会の習慣や文化という包み紙を剥がして見ると、人間の悩みごとには意外と世界共通と言えそうなところがあるからおもしろい。色や形や言葉が違っても、人間は根本的に「人類」という生物種なんだということだろうと思う。(半世紀近くも多民族環境の中で暮らして来たせいで、色や形の違いに鈍感になったのかもしれないけど。)

昔のアメリカの新聞にはどれにもシンジケートされた「Dear Abby」と「Ann Landers」(ワタシが読んでいた頃は一卵性双生児の姉妹が書いていた)という連載アドバイスコラムがあって、カナダの新聞にも配給されていたので、その頃から人間の悩みって世界のどこでも同じようなものなんだなあと思いつつ読んだもんだった。ワタシ自身はまだ若くて、新しい居場所で自分の足元を固めるのに夢中だった時だから、寄せられる悩み事そのものは他人事という感じだったけど、ストレートに実践的で、時には辛口をユーモアに包んだ回答にいろいろと教えられることが多かったと思う。寄せられる悩み事は基本的に同じでも、掲示板は、アドバイスコラムと違って不特定多数のコメント(アドバイス)を求めるものなので、そのときそのときの世相や思想が反映されているから、また別の角度から社会風景を見ることができて(悩んでいる人には申し訳ないけど)おもしろい。そんな中で特に目に付く相談のパターンが「~された」、「~と言われた」というのと、恋愛なり離婚なりの相談で、選択肢を前に「どっちがいいのか」と決断を丸投げしているようなパターンで、自分で決められない人がなんて多いんだろうという印象。自分のことは最後は自分で決めなければならないのに、人任せにしていいのかな。

そんなこんなで、また極楽とんぼ的な1日が暮れたけど、奥歯の炎症の治療のために処方された抗生物質は今日でおしまいで、念のために明日1日を空けて、あさってはおうちバーを再開できる予定。もう1週間もご無沙汰のカレシのマティニが恋しいな。ちょうどジンが切れたからと禁酒に付き合ってくれたカレシも「ああ、マティニが飲みてぇ」。うん、明日は車を出してジンを4本くらい仕入れて来ようよ。で、グラヴラックスを作っておくから、あさってはラスベガス・サイズのマティニを作って、営業再開を祝おうよ。何だったら、47年の年季の入った我が家の「サンヨー電気釜」を出して来て、炊き込みご飯でも作ってお祝い気分を盛り上げてみるかな。うん、リラックスした気分になれるのは、ささやかなことでも楽しみにすることがあればこそ、だね。

骨董品級・・・