リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

おなかがハッピーになれば心もハッピーになる

2022年01月02日 | 日々の風の吹くまま
1月1日(その2)。きのうもけさもがっちりとスペシャルメニューで、何となく秤の数字が気になるけど、元旦は元旦で、我が家では何となくお節っぽい、なんちゃって和風のスペシャルディナーでそれなりのお正月気分。年の暮れにはとうとうHマートには行かなかったので、材料はフリーザーにあるものだけ。魚介類を入れてあるバスケットを出して来て、殻付きのホタテ、とこぶし、刺身用ギンザケ、キハダマグロ、ビンナガ、シシャモ、イクラ、使い残しの紅白のなると。一つずつ冷凍した松茸もあるし、冷蔵庫には買っておいたカニのむき身がある。改装中によく耳にしたワルデマーの口癖じゃないけど、ここはクリエイティブで行かなくちゃ。

午後いっぱいつらつらと考えた末、とこぶしは酒蒸し、ホタテはバター醤油で焼いて前菜代わり。シシャモは(カレシが苦手な頭を取ってから)オーブントースターでカリッと焼き、カニのむき身は卵焼きにして、重箱の一番下に入れて、プチトマトで飾り。カリフォルニア産のスシ米を電気釜(46年前に持って来た「サンヨー電気釜」!)で炊いてすし飯を作り、サケとキハダは握り、ビンナガは巻きずし、イクラは筒形にして、重箱の上2段に1人前ずつ盛り付け。松茸は紅白なると一緒に茅乃舎のだしで吸い物、というメニューが完成。

自家製のニジマスのグラヴラックスを肴に、この頃いたく気に入っているサントリーの「六」ジンで作ったマティニで新年の乾杯をして、さぁ~てと炊き上がったご飯ですし飯を作ることから始めたのが4時半。ししゃもをオーブントースターに入れて、とこぶしをいったん殻から外してざくっとスライスして殻に並べて酒蒸しの準備。次に吸い物の出汁を取っておいて、すしシェフに変身。カウンターに解凍した食材や焼きのり、万能ねぎ、豆苗のパック、醤油の瓶、練りわさびのチューブ、巻きす、果てはアルミホイルやワックスペーパーのロールやら何やらを所せましと並べて、手順を考え、考えしながらの作業。握り寿司はご飯を小さめにしたけど、ネタは厚めに切ったので、なかなかうまく載ってくれない。巻きずしも細い方はご飯が控えめ過ぎて、ネタがうまく真ん中に収まってくれない。それでも飾りに豆苗の先っぽを立てて、何とか「スシ」の体裁にはなったかな。ホタテをトースターオーブンに入れて焼き、とこぶしにとっておきの筑波のお酒を振りかけて酒蒸し。卵を溶いてカニを混ぜ込んでさっと卵焼きを作り、松茸は半解凍のままザクっとスライスして、紅白なるとと一緒に出汁に入れてちょっとしょうゆ味の吸い物。テーブルに出す準備が整ったのは5時半で、所要時間1時間は褒めてもいいかな。カレシが先に作っておいたサラダを出して来て、残っていたカヴァを注いで、もう一度新年の乾杯。今年もおいしいものを楽しみながら食べようねっ。






ハッピー(インフレ)ニューイヤー

2022年01月02日 | 日々の風の吹くまま
1月1日(土曜日)。☁☁。ハッピーニューイヤー。日の出前の時間に起きたけど、やっぱり曇の向こう。でも、バルコニーの温度計はマイナス3度で、昼前には0度になったから、寒波が緩んだのは確か。やれやれだなあ。おおみそかのカウントダウンは、周辺の市が軒並み花火の打ち上げを中止したもので、静かなもの。それでも、午前0時と共に、我が家から見渡せる視界いっぱいに花火、花火。ニューウェストは2、3回派手に上がっただけだったけど、特に川向こうのサレーでは端から端までまるで打ち上げ競争のような盛況。市の人口の中核であるインド系の人たちは盛大に花火を打ち上げるのが好きな文化らしいから、さすが。遠くて音が聞こえて来ないので、何とも幻想的な夜景だった。

我が家の大晦日のディナーはワタシの実家の習慣だったすき焼。地下の収納ロッカーから電気コンロを出して来て、(すき焼鍋がないので)手ごろな鍋をかけて、ヒートアップ。薄切りの牛肉と白菜、豆腐、しいたけで、ワタシが好きな白滝はずっとHマートに行っていなかったので、なし。最近スーパーにお目見えした「日本式」餃子を電子レンジで解凍調理して(日本の練りがらしを添え)、青竹のご飯を炊いて、枝豆のスダチポン酢和えを付けて、まあ何とか日本的かな。元旦の朝ご飯はポーチドエッグとアボカドのトースト、オレンジジュースに残っているカヴァを入れた「スパニッシュ」ミモザ。アボカドは全部握ってチェックして一番熟していそうなのを選んで来たんだけど、まだちょっと未熟な味。ランチは友だちが送ってくれた茅乃舎の「にゅうめん」。にゅうめんがどんなものか知らなかったけど、温かく煮たそうめんのことだったんだね。よし、今度Hマートでそうめんを見つけたら、買って来て作ってみよっと。





新しい1年の始まりで、さっそくメディアには2022年の庶民生活を占う記事がぞろぞろ。BC州ではまず、去年の猛暑や洪水の自然災害を反映して、食料品が大幅に値上がり。夫婦と子供2人の標準家庭は年間約10万円の出費増というから、マイホームローンを抱えてカツカツだったらきついだろうな。さらにガス料金も値上がり。炭素税も引き上げ。国民年金の掛け金の料率が上がるので、給料からの天引きが増える。雇用主と被雇用者の両方を払わなければならない自営業の場合は事業所得の11.4%を超えるというから、やってられないなあ、もう。リタイアしていてよかった。コロナ対策の家賃値上げ凍結が解除されて家賃は値上がりし、マイホームを買おうと思っても、売りに出る物件の激減で去年20%も上がった相場がさらに上がる(おまけにローンの金利も上がりそう)と言う予想。自治体の財源である固定資産税のベースになる今年の査定価格が4日に発表されるけど、我が家はどうなってるかなあ。(売る気がなければ、固定資産税が上がるだけでご利益なしなんだけど。)あぁ~あ、見渡す限りインフレ、インフレ。

でも、そのインフレに対応して公的年金も増えるから、年金生活のリタイア組としてはあまり文句は言えないかな。公的年金の支給額引き上げのベースになる公定インフレは、去年は2.4%。さらに、7月からは75歳以上の老齢年金が10%引き上げられるので、とりあえずカレシの分が増える。(ワタシは75歳になる来年までお預け。)ざっと試算したところでは、我が家は月1万5千円ほどの増加になる勘定で、ありがたくもらっておくけど、政府は上から下まで大赤字なのにいいのかなあと言う気にもなるな。うん、「1年の計」として、年金収入の増加分をArts Clubに寄付しちゃうと言うのはどうかなあ。どっちみち差し当たって必要のないお金だし、ほぼ毎月だと1年間でけっこうな金額になるし、税額控除ができるから、個人年金の引き出しで収入増になって増えそうな所得税をかなり減らせるし、いいことづくめと言う気がするけど。