リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

だけどなんだかなあ・・・

2017年01月30日 | 日々の風の吹くまま
1月29日(日曜日)。目が覚めたら8時半。曇りのち雨。中国正月なので、チャイナタウンで
恒例のパレードがあって、今年はトルドー君が登場するらしい。たまたま「国民との対話」と
かで全国を横断中でちょうどバンクーバーに来たから・・・みたいなことを言ってるけど、また
かよぉ~。何しろいいかっこしいの目立ちたがり屋で、どこかでパレードがあると聞くと飛ん
で行っては先頭ではしゃぐイベント好き。ちゃんと総理大臣やってんの?と毒づいてみたくも
なる。ま、雨の中のパレードだ、じゃぼじゃぼ降ってやれぇ。

トランプ大統領が特定の国の人たちのアメリカ入国を拒否する命令にサインしたもので、カ
ナダに移民(あるいは難民)として住んでいる人たちはパニック状態。気持はわかるし、同
情もするけど、すでにカナダの市民権を持っている(つまり「二重国籍」の)人たちまでがパ
ニックというのは何だかなあ。あれ、「○○人」を拒否すると言うよりは対象国のパスポート
を提示した人の入国を拒否するってことだと解釈したんだけど、違うのかな。つまり、アメリ
カに行くならカナダのパスポートを出せばいいだけのことだと思うんだけど。カナダは入国拒
否の対象になってないし、カナダのパスポートを持っている人は「カナダ人」なんだから。

重国籍を認めているカナダには二重国籍者はごまんといるし、生まれついての四重国籍と
いう人に会ったこともある。移民して来てカナダの市民権を取る日本人もけっこういるけど、
二重国籍を認めていない日本では外国に帰化した瞬間に日本国籍はなくなる(日本国旅券
も失効する)のに、あの手この手で日本のパスポートを更新して、日本に行くときは日本の
ものを使っている人もかなりいるらしい。「日本人だから」と言うけど、だったら日本国籍の永
住者のままでいればあえて母国日本の法律を破る必要もないだろうに。自分の意思で原籍
国ではない国の市民権(国籍)を取得すると言うことは、その国に「帰化」すると言うことだと
思うんだけど。

ワタシの国籍はカナダひとつだけど、それは複数の国に等しく忠誠を誓うなんてできないか
らなんで、ワタシにとっては「死が2人を分かつまで」という結婚の誓いとまったく同じ。まあ、
突き詰めると結婚する動機も意識も浮気の是非も人それぞれだから、国籍観や帰属意識も
人それぞれってことで批判はしないけど、それでもやっぱり「使い分け」には何だかなあ・・・。