リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

記憶は固執しなくなったのか

2017年01月18日 | 日々の風の吹くまま
1月18日(水曜日)。雨のち曇り。午後には束の間ながら青空のかけら。ゆうべ午後11時
の気温はプラス8度で、けさは7度。雨雲が垂れ下がって来るwと窓の外は五里霧中で何も
見えないけど、雨が止むと黒い雲が風にぶっ飛ばされて行き、雲が薄くなるとクィーンズ公
園のあたりから大きなもやの塊がすごい勢いで湧き上がって来てわ~っと流れて行く。川か
ら山の方へ向かって行くのは南東の風ということかな。いつもなら北の山の方から来て川伝
いに南の海の方へ流れるんだけど、はて、これが「マンゴー特急」が「パイナップル特急」と
違うところなのかな。

カレシは定時と振り替えで3つ入っていた今日のスカイプレッスンの予定の2つがキャンセ
ルになったので、自分もやりたいことがあるからと残るひとつもキャンセルして丸1日休み。
仕事が入っていないワタシも洗濯をしつつだらだらしていて、ふと思い立ってコンピュータの
バックアップ。何年か前にオールインワンPCのモニターがおかしくなって修理してもらった
ときに勧められてついでに外付けのバックアップHDを作ってもらってあったのに、めんどう
くさがって1度しか使っていなかった。でも、ほぼ同じ型のVAIOのオールインワンが壊れた
という話を聞いて、ワタシのも去年2回くらいいきなり画面がブルーになったことがあるので、
こりゃバックアップしとかないと、と数ヵ月・・・。

バックアップが完了するのに4時間ほどかかったけど、これでしばらくは安心。最近は仕事
のファイルよりも写真や創作のファイルが多くなったから、ハードディスクがクラッシュでもし
たら泣くに泣けないだろうな。昔は印刷や手書きの形で紙に残していたから、火事や洪水の
ような災害にでも合わない限り一生の努力が一瞬にして消えてしまう心配はあまりなかった
けど、デジタル時代になってからはせっかく保存してあったものが技術の変化でアクセスで
きなくなったりして、どうも人間にとって大切な記憶が泡沫のようなはかない存在になりつつ
あるような気がする。これから10年、20年先には子ども時代を思い出そうにもその記憶を
呼び起こすものがまったく残っていないという人たちが大勢出て来るんじゃないかな。

人類が何万年をかけて累々と築いて来たものが、その発展のために生み出されたものによ
って図らずも失われると言うのは何とも皮肉な話だけど、人類の歴史や時間の流れという
のは所詮そういうもんなのかなあ。