リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

中国からの木彫りはクスノキだった

2017年01月09日 | 日々の風の吹くまま
1月9日(月曜日)。曇りのち晴れ。雪、降らなかった!かなりの雨だったらしく、ルーフデッ
キに一時は40センチも積もっていた雪は寝室の外の吹きだまりを残すだけになっていた。
良かったぁ!テレビのお天気お兄さんはまだこの後(第何波か知らないけど)寒波が来て、
週末にちょっと雪が降ってから平年並みに戻りそうなんて言ってるけど、ここのところの天気
予報は外れっ放しだからなあ。一気に春が来ちゃったりして・・・というのは、ま、希望的観測
だけど。

さて、今日から仕事。といっても、納期が丸1週間あっても実質的には2日分の仕事なもの
で、今日は一番小さいファイルをちょこちょこ。いつかArts Clubが育てる劇作家たちの作
品を日本語に翻訳して日本の劇団に取り上げてもらいたいから、たとえ10%現役になって
も翻訳業は続けなくてはならないという気がする。だって、去年東京でお会いして以来深く
尊敬する先生のようになりたいんだもの。ワタシが書いた作品をいつか先生に日本語訳し
てもらえたらいいなというのはとんでもなく大それた願いだとわかっているけど、翻訳の方は
先生を師匠と仰いでがんばってみたい・・・と新年早々からこんなばかでっかい夢を膨らま
せていて、いいのかなあ。

中国のチオンと婚約者のケルヴィンがプレゼントしてくれた大きな木彫りの素材はクスノキ
なんだそうな。そっかぁ、クスノキは樟脳の原料になる木だもの、どうりでパネルを置いてあ
る部屋中にほわ~っと爽やかな匂いが漂っているはずだな。アロマセラピーのようで、あん
まり薬っぽく感じないのはエッセンスが木から直接発散されているからかな。チオンによると
パネルの中に見える鯉は運気上昇と富を象徴するすごく縁起のいいモチーフなんだそうで、
一対の場合は相思相愛を象徴するらしく、よく見ると鯉が2匹いる。(贈り主の2人は揃って
博士号が取れたら結婚する予定らしいけど、「もう今からかかあ天下らしいよ」と言うのがカ
レシの評。)

昔からクスノキで作って来た彫り物を施した中国家具がヨーロッパで東洋趣味のコレクター
に人気があって、どんどん伐り出しているうちにそうでなくてもゆっくりな成長が間に合わな
くなり、一枚板を取れるような大木はなくなってしまったということだった。いくら売れて儲か
るからって、乱伐はいけないなあ。資源が枯渇したら元も子もなくなって、せっかく「富」を象
徴する縁起のいい鯉が泣くと思うけど。