読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

おしん NHKドラマ

2013-05-05 11:57:28 | 観た、聴いた
近頃は毎週日曜日の午前中はNHKBSの「おしん」を見ている。

今は、おしん役を田中裕子が演じ、結婚をして新しい仕事(子供服の縫製)をしているところである。

「おしん」といえば、小林綾子が演じていた子供時代が面白い。
子供ながら辛抱し苦労をしていながら明日への希望を失わない、これでもかこれでもかというくらいの試練を切り抜けていく。そしてそういう「おしん」を助けてくれる人が必ずいた。
それが「泣ける」のである。

でも、助けてくれるのは必ず「女の人」である。

橋田壽賀子のドラマはあまり多く見ないのであるが、登場する男はほとんどダメ男である。
ダメ男としっかり女の組み合わせは面白いドラマになるのかもしれないが、観ているほうの男ととしては「なんだかなあ」の気分が募る。

そうしていううちに、こういう部分(男のずるいところとかダメなところ)は俺にもあるなあ、なんて気づいてしまい、ああもう見るのをやめた、となってしまう。

というところを今回は辛抱してみようと思っている。
おしんをじっくり見るのは今回で2回目であるが、前回はおしんが佐賀に行ったあたりで辛抱できなくなり、あっさりみるようになってしまった。

で、今回は1週間分を1回で見るのでスジがよくわかる。
朝の連続ドラマって近頃やっと気づいたのであるが、おしんのころから1週間完結の筋立てなんだね。

さて「おしん」である。
橋田ドラマのなかの男はダメであると書いたが「おしん」のような女の人にとって男は誰でもダメになってしまう、と思うのだ。

「いい女だなあ」と私も思う。
でも、どんなしっかりした男だって、おしんといたらダメになると思う。
そういう意味では、おしんは男運がないというより、自分が男をダメにしているのだと思う。
おしんがうまくやればやるほど、気遣えば気遣うほど、頑張れば頑張るほど、男はダメになっていく。
そしてそれはおしんのせいではないのである。そこが悲しい。

でも、気遣えば気遣うほど、頑張れば頑張るほど、助けてくれる人は必ずいる。
男と女の関係ではうまくいかないことでも、そうでない場合はうまくいくのである。
そして「おしん」はそういうことを財産として生きていくのだと思う。

これから「おしん」のなかでは最悪の「佐賀編」が始まる。
腹を立てないで見ることができるだろうか?

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