読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

坂道のアポロン 1~9巻 小玉ユキ 小学館 フラワーコミックスα

2012-06-02 22:49:38 | 読んだ
ビックコミックの巻末に、このマンガについて紹介されているので、読んでみたいなあ、と思っていたのである。

でも、いわゆる女性コミックなので、購入に二の足を踏んでいた。
そうしたら娘が「読む?」といって9巻全部を渡してくれたのである。

でもすぐには読むことができず、やっと今日一気に読んだのである。

物語は、1966年(昭和41年)地方の(多分長崎)高校に転入した西見薫(男)がとりあえず主人公。
彼は優等生で転校生。

その薫が高校で出会ったのが、乱暴者の川渕千太郎とその幼馴染の迎律子。

乱暴者で不良の川渕千太郎は、なぜかジャズのドラマーでもある。
幼いころからクラシックピアノを弾いていた薫をジャズの世界に強引に誘い、ジャズを基軸として、薫や千太郎そして律子の恋、薫と千太郎の複雑な家庭環境、千太郎と律子が兄と慕う桂木淳一のことなどが絡み合って物語は進む。

設定が、特殊な状況ではあるのだが、物語のスジは王道を行くもので、このパターンはどこかで見たことがあるとか、この成り行きは不自然だぞ、なんて思いつつも、引きずり込まれていく。

1巻から8巻までの帯には
『1960年代後半の地方の町で、若者達は出会い響き合い、成長する。彼等が放つ光と影を正面から描く青春物語』
とある。

で、私はこの帯をまじめに読んでいなかったので、この物語が1960年代後半の設定であるということを、4巻くらいまで気づかなかった。非常に鈍感な読者である。

60年代後半で地方で、薫が世話になっている叔父の家はものすごいブルジョアである。
また、登場する高校生もなんとなく現代的である。

と思いつつも、あっという間に読み終えてしまった。

いやあ青春っていいですねえ。

というのが感想。


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