読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

マドンナ・ヴェルテ 海堂尊 小説新潮連載中

2009-03-22 20:28:28 | 読んだ
近年大注目の海堂尊である。
現在上映中である「ジェネラル・ルージュの凱旋」と同じ医療小説ではあるが、東城大学病院シリーズではなく、前回同じく小説新潮で連載した「ジーン・ワルツ」の第2章ということである。

さてその「ジーン・ワルツ」であるが、帝華大学産婦人科学教室の講師:曽根崎理恵が主人公で、5人の妊産婦(それぞれに物語を抱えた妊産婦たち)の出産までの経過が描かれていた。
そして、曽根崎理恵にも大きな物語があった。

こんかのマドンア・ヴェルテも曽根崎理恵が登場する。
そして、理恵の母・みどりが、第1回(3月号)第2回(4月号)では主人公のようである。

ジーンワルツのネタバレになるので「要注意」なのであるが・・・

曽根崎理恵は子供を産めない身体である。
しかし、子供がほしい。
そこで母に、自分と夫との間にできた「受精卵」(なんか『できた』というのもへんな言い方であるが)を着床させて生んでほしいと頼むのである。

従ってジーンワルツの第2章というか描かれなかった部分、同時進行していた物語である、と思うのだ。
ちょうど、「ナインチンゲールの沈黙」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」の関係のようである。

さて、今後どのような展開をするのか楽しみである。
まあジーンワルツである結末は知っているので、安心といえば安心ではあるのだが。

こういう医学の進歩について考えながら読もうとおもっている。

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