読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

美味しんぼ<101>食の安全 作・雁屋哲 画・花咲アキラ

2008-03-06 23:00:04 | 読んだ
毎度毎度のことながら、とうとう101巻である。
これからどうなるのか?
ということのみ興味である、と書いてきたが、今回は時期を得ているというか「食の安全」がテーマである。

この巻には「親の味・子の心」というのが2編、そして「食の安全」が9編収められている。

食の安全については、いろいろな全国でも取り組みが紹介されているが、それはそのまま解決策とはなっていない。
それは、当たり前のことといえば当たり前のことなのだが・・・

現代は「貨幣文化」ともいえる。
高くて良いもの、高くて悪いもの、安くて良いもの、安くて悪いもの。
という4つのくくりで、安くて良いものが第1番に望まれるのであるが「良いもの」の定義が難しい、なんとなく体には悪そうだが法的には許されているものは、とりあえず『良いもの』に含まれる、というか含んでしまおう、という状況である。

つまりは「悪い」と断定さえされなければ、まあ「良いもの」になってしまうところが一つの要因。
そしてなんといっても「安い」というのは第1等の購買要因であろう。

すべて自然にまかせて食料をつくることはまず無理なようである。
人口が多くなっても人が生きて行けるのは、大量に生産できる食べ物があるためだと思うのである。
「大量に」というところに無理が出ていると思うのである。

従って、この美味んぼに描かれているような食への取り組みは「安全」を確保することはあるとは思うのであるが「安定」を確保できるかどうかはわからないのである。
そのあたりは永遠の課題というか矛盾なんだろうなあ、と思うわけである。

それにしても、美味んぼ、いつまで続くのか?

追伸
 明日は東京出張である。日帰りである。10時から17時までぎっしりと会議である。せっかく金曜日の出張なので寄ってきたいところもあったのだが、急遽、土曜・日曜と仕事が入った。ため息である。

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