A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

サラゴサの選手としてのアイマールの初インタビュー (2006年7月30日)

2006年07月31日 16時52分53秒 | インタビュー(Entrevista)
というわけで今日は二つ目の記事。
レアル・サラゴサのニュース・サイトらしきところで見つけたパブロのインタです。



-サラゴサの選手としての最初の数時間はいかがですか?
「ここにいることができてとても満足している。僕の新しいサッカー生活を前に多くの希望を持っている。」

-新しい舞台にどのような希望を持っていますか?
「レアル・サラゴサで偉大なことを成し遂げたいし、そうできると信じている。このチームはそれだけの力があると思うから。個人的な意味では、サラゴサは住むのにはとても美しい街だということを知っている。」

-どうしてレアル・サラゴサなのですか?
「僕にオファーを出したクラブで、僕のことを充分長い間追ってくれていたから。僕に強くオファーを出してくれたから、バレンシアを出たんだ。その上、サラゴサには4人のチームメートや友人がいる。本当のことだよ。彼らは僕が知っている選手たちで、一緒にプレーするのを楽しんできた。またこの新しい舞台で同じことができると信じている。全てが家にいるように感じることができそうだということを示している。そうなればいいね。いずれにしろ、僕はバレンシアではずっとファンから最高の扱いを受けてきたことを強調したい。僕の願いはサラゴサでも同じようになることで、そのためには全力で戦うつもりだ。」

-いつレアル・サラゴサの選手になることを公式に知ったのですか?
「金曜日の夜にそう伝えられたよ。彼らが交渉していることは知っていたが、それが事実で、サラゴサへの移籍が現実のものであることを言われたのはそのときが初めてだった。」

-悲しみを持ってバレンシアを去りましたか?
「いや、でも、彼らが新しい選手を連れてくるために僕を利用したのは悲しいよ。そのために、僕は自分を求めてくれる場所、僕のプレーを求めている場所に行く決心をしたんだ。」

-では、強いられた変化だったわけですね?
「バレンシアを去る時だと決心したのはいくつかのことが重なったから。少し変化が必要だったのも、そうだね。」

-Y cuando le llamó el Zaragoza no se lo pensó.(サラゴサが電話したとき、それを考えなかった?)
「一番簡単なのは、はっきり話すこと。誰かが僕にクラブが僕を他のチームにオファーしていないというのは本当ではないと言った。クラブの誰も、そうではないと言わなかったので、ほかのオプションが出てきたことは否定できなくなった。サラゴサは僕にオファーしてくれて、僕はそれが気に入った。今はすべてが終わり、僕は自分の新しいチームに集中したいと思っている。」



最後の質問に対する答え、あまりはっきりしていませんが、たぶん昨日のコメントにもあったとおり、他の人からクラブが自分を移籍市場に出していることを聞いたということでしょうね。
それにしても、金曜日の夜にサラゴサ移籍を知ったなんて、私たちとあまり変わらないことにショック・・・。それまではパブロ自身も自分がどうなるかはっきりとはわかっていなかったのでしょうか。それであんなに冷静でいられるなんて、やっぱりプロフェッショナルだなあ。いつも絶対に弱音を吐かないから、内心ではどんな思いだったのかはわかりませんが。
自分が通貨がわりに使われて悲しいと言っているのには、本当にそうだよねとその記事を読んだときの悲しみと怒りを改めて思い出しました。そういう気持ちは我慢しないでどんどん言ったほうがいいと思うよ。

Asの記事からいろいろ

2006年07月31日 16時02分09秒 | Preseason 2005,06,07,08,09,10
今日は二つ記事を書きたいのだけれど、時間があるかな? Asにいろいろニュースが載っていた分と、他にサラゴサのサイトでアイマールの短いインタビューを見つけたので、訳しておきたいなと思って。

まず日曜日のパブロですが、病院でメディカル検査の最初の部分をパス。30分間のレントゲンなどで、サラゴサのメディカルのビジャヌエバ医師に付き添われて行われました。とてもリラックスしていて、病院から出てきたときAsのカメラマンに冗談を言ったほどだそう。内容がよくわからないけれど「ちぇっ、日曜日だってのにね。」という感じ?

月曜日の予定も詰まっています。12時から公式のプレゼンテーション。(平日の昼間ですけれど、サラゴサでは休日なのでしょうか?)メディアの前での記者会見の後、血液検査と心臓検査をしてメディカル検査を終了する予定。さらに19時からは新しいチームメートとの初めての練習です。確かに結構ハードスケジュールだわ。

Asのこの記事の後半は「キケはパブロ・アイマールのさよならに対して、距離を置いた冷たい言葉を述べた。」とし、「バレンシアはアイマールに充分な時間とチャンスを与えた。」というキケの言葉を紹介しています。それが監督の判断ならしかたありませんが、最初からパブロにもファンにもきちんと言ってほしかったな。(クラブへの愛がないとか妙な言いがかりをつけないで。)

Asのもう一つの記事には、昨日の泣き出してしまったファンとアイマールの性格についての素敵な記事が。途中ちょっと省略しましたが:


カイはすでにその謙虚な姿勢で人々を魅了している。

少年は車の開いた窓のところまで近づいた。彼はドアを両手で掴み、数秒間アイマールと話をしたかと思うと、頭を抱え、すすり泣き始めた。カイは表情を変えて、彼をなぐさめた。こうしてアイマールはバレンシアを去り、このシーンは二つのことを象徴している:サッカーと偉大な選手に対する情熱、そしてパブロ・アイマールが持ち合わせている謙虚さ、ほとんど優しいとも言える性格を。

サラゴサではすでに彼の姿勢は注目を集めている。「彼は、驚くような謙虚さで姿を表した。」とビクトール・フェルナンデスは強調した。このような証言はこれだけではない。「彼は少年の顔をしていて、実際に少年と同じような優しさで振舞うんだ。」移籍問題に携わった人は彼のことをよく知っていてこのように総括する。「性格は、彼の顔に本当に書いてある。彼の外見は、本当に彼自身を表している。」ときどき、顔はパーソナリティを正確に映すマスクだ。アイマールが騒がしいスターであったことは一度もない。その正反対だ。(中略:最近のアルヘン選手は昔と違ってもの静か、リケルメ、アイマール、サビオラ、メッシ、ミリート、ガジェッティなどみんな、といった内容。)このような注意深い振る舞いは、親愛の念を起こさせる。そして涙を流すほどの崇拝へと。それは兄や親友に対するような優しい崇拝の気持ちを起こさせるものだから。

涙を流している少年を慰め、お礼を言った後、アイマールはこんなフレーズを残して去った。"Lo mas grande que he tenido en Valencia ha sido el carino de la aficion, de la gente cuando iba por la calle. Todo han sido palabras de animo y de aliento. Me voy muy agradecido"(昨日訳したのと一緒です。「とてもファンに感謝して去っていく」って。)
この情熱は今はサラゴサに移った。今日、我々は彼が8番(カニの背番号)を背負っているのを見ることになる。