尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

日光けっこう紀行(3・4日目)

2011年09月09日 22時11分19秒 | 旅行(日光)
 3日目、快晴。いつもはゆっくりだが、この日は急いで朝食を取る。8時半すぎに出発して、9時15分赤沼茶屋出発の「低公害バス」を目指す。戦場ヶ原の奥に行くには、車を置いて公共バスに乗り換えなければならない。このバスがまた紅葉の頃には臭車上が満員で車を停められない。(車が赤沼に停められず、20分くらい歩いて行く三本松に停めた時もある。土日に行く場合は注意が必要。)めざすは、まずは「西ノ湖」(さいのこ)である。バス停を降り、吊り橋を渡り、美しいカラマツ林を抜けて、しばらく歩くと湖が見えてくる。素晴らしい天気である。
  
 西ノ湖は「日本の自然100選」に選ばれたこともある「関東最高の秘湖」だと思う。「秘湖」というのは、大きな湖の奥の方によくある、誰も行かないような小さな秘密の湖。何だかヨーロッパの伝説に出てくるような、静かで美しい湖。北海道には「三大秘湖」というのがあって、形容矛盾みたいな感じもするが、行ってみるとどれも実にいいところである。ここもバスで近くまで行けるようになって、人が増えてきたけど、まだまだ静か。でも、鹿が多くて10年くらい前に鹿除けで樹がガードに覆われてしまった。10回以上行っている気がするが、今回はいつもの2倍以上の大きさ。写真では樹が水につかっているが、そんなことがあるはずがない。その先にベンチもあったはず。すごい水量である。
  
 そのあとは歩いて中禅寺湖の東側、千手ヶ浜を目指す。30分くらい。中禅寺湖は一部が観光化されて人が多いが、周りが大きく外れの方に行くと静かな自然を楽しめる。男体山が今日も美しい。
 
 そこはバスの終点で、次のバスに乗って小田代ヶ原(おだしろがはら)で降りる。ここは湿原だけど大雨が降ると水浸しになってしまう。「小田代湖」とでも呼びたいくらい。有名なハルニレの木があっていつもカメラマンがいっぱいである。ここからぐるっと歩いて、戦場ヶ原経由で1時間半くらいで最初の赤沼に戻る。戦場ヶ原は去年「ナイトハイク」というのに参加した。夜に懐中電灯もつけずに歩くという怖い試み。冬にスノーシューで行ったこともある。もう何度も来てるのだが、そのたびに爽快な気分になる。尾瀬は遠いけど、ここはバスもあるから老若男女がたくさん歩いてる。車で通る時も気持ちいい。癒しのハイキングコースである。
   
 そのあとは、光徳牧場へ寄ってアイスを食べて、4時頃戻る。4日目は何だか名残惜しいので湯の湖畔を回って、湯元温泉街を回る。小学生の団体がいっぱいである。温泉寺のわきから湿原を通って源泉を見ることができる。それぞれの宿が持ってる湯小屋が立ち並んでいる。湯元温泉は本格的硫黄泉で温泉街に入ると硫黄臭がすごい。湧出量も多くて、中禅寺湖のあたりのホテルに皆給湯してるが、どこも「掛け流し」なのである。名湯だと思うが最近あまり評価されてない。帰っても洗濯物に硫黄のにおいがするようなのが、今は多少敬遠されるのかもしれない。
 
 その後、日光市街に降り、霧降の滝にもしばらくぶりで行ってみる。ここも水量が多いが、遠くからしか見られないので写真は載せない。市街に戻り鈴木食堂で食べて、帰路に。まさに「奥日光を歩かずして、結構というなかれ」の旅でした。今回は、北関東道が完成したので足利方面に寄り道。知的障害児が山を開きぶどう畑を作り、ワイン醸造をしたということで有名な、「ココファーム・ワイナリー」に寄ってみる。「こころみ学園」も近くにある。山一面がぶどう畑。ハーフワインを買ってみるが、車だと試飲できない。そこから佐野の名水100選「出流原弁天の湧水」により、道の駅で買い物して帰る。
  
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