中津 合元寺

2011-06-12 07:56:05 | Weblog

中津市寺町にある赤壁で有名な合元寺村上鉄瑞住職より戴いてきた冊子です。ページをめくると空誉上人は黒田官兵衛と共に播州から中津に来られて合元寺を開基したとなっており、扇城神社の説明文(宇都宮鎮房の庶子説)とは異なります。勿論合元寺の冊子に書かれているほうが正しいと思われます。このように二つ並べると分かりやすいですね。(ただ、合元寺縁起には宇都宮鎮房の庶子とあるそうですので真相は謎ですが、今現在配っているのですから合元寺としてはこの冊子の説を本説としているようです)。江戸時代初期より様々な物語が世に出てきましたがある方の都合のよいように記述されているものや面白く脚色されたものがよくあります。正しい歴史史実を調べないまま勝手に書かれたものもあり、後にそれを読んでそのまま(間違ったまま)引用している作家や歴史家がいらっしゃいます。そして連綿とその連鎖が今日まで続いているものもあります。古い書物を当てにするのは事実かどうか注意しなければなりません。特に真実を要するものは尚更ですね。

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