黒田奨学生と福沢諭吉

2010-11-07 08:52:13 | Weblog
福沢諭吉は江戸封建時代の身分制度から学問による一般市民の自主独立を目指し啓蒙した明治の先覚者です。黒田奨学生を福沢諭吉が幼年時代を過ごした旧居と隣接の記念館にご案内しました。福沢が唱えた「独立自尊」は日本国民にとにかく学問は大事ですよ、学べば一身が独立し、一身が独立すれば一家が独立し、ひいては一国が独立する。西洋諸国に蹂躙されていた幕末から明治にかけての日本が文化国家として国も市民も西洋列国と肩を並べるようにならなければならないと尽力したものです。蘭学から英語へと転換したこと、幸運にも3度にわたる欧米への渡航が出来たことにより日本国を憂え、有名な 天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずと力強く宣言した「学問のすすめ」、日本国民に西洋文明の現状を伝えた「西洋事情」などを著した諭吉の日本開明に果たしたものをこの記念館で学ぶことができます。黒田奨学生の中から福沢諭吉のような人物が現れるのではないかと大いに期待するものであります。
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