黒田武士母里太兵衛の妻

2009-05-23 11:54:29 | Weblog
黒田節のモデルとして有名な黒田藩の重臣母里太兵衛といえばその奥方は南蛮大名として名を馳せた豊後の太守大友宗麟の娘(庶子)ということもあまり知られていない事実である。別府石垣原の合戦で黒田軍は大友家の総大将大友義統(よしむね/宗麟の嫡子)軍と戦ったが母里太兵衛と大友義統は義兄弟である。戦国時代はこのように肉親が敵味方に分かれて戦うことも多くその心中を思う時一抹の侘しさ、無常さを覚えるのは私一人ではあるまい。何故太兵衛に宗麟の娘が嫁いだのか、宗麟と黒田如水がクリスチャンであったことも関係しているのではないかと推察されるが、歴史の大きなうねりの中では小さな出来事とはいえ何時、何処で、誰の命でこの婚姻がなされたのかということに思いを馳せるのも一興かと。
コメント (2)
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