惹かれるもの

こだわって、好きなもの、惹かれるもの探し

民話の故郷 遠野 PART-Ⅲ  曲がり家の暮らし

2006-08-10 | 旅行
曲がり家の暮らし

曲がり家とは住居部分と厩が鈎の手になっている大きなかやぶき屋根の家です。どの家も正面に入り口、
広い土間です。左手に厩がありました。
右手が住居部分で、土間に隣接する所に囲炉裏の板の間、その裏が台所になっていました。
土間には大きな馬釜と呼ばれる釜があり、これは寒い冬に、馬の身体を拭くお湯を沸かしたり、
温かい餌を作ったりする釜だそうです。五右衛門風呂かと間違えて、笑われました。
馬は家族の一員として、大切に扱われていた様子が伺われます。
土間は作業場でもあったようです。壁には農作業の道具が沢山並べられていました。
曲がり家の多くは遠野ふるさと村に移築され、保存されておりましたが、「千葉家の曲がり家」は、
200年前からの様子そのままに、現在も生活が営まれているとのことでした。165坪もある大きな家だそうで、
見学出来るとのことでしたが、今回は残念ながら訪ねる事ができませんでした。