惹かれるもの

こだわって、好きなもの、惹かれるもの探し

蓮の宴 PARTーⅡ 茶道具のしつらい  (番外編)

2006-08-08 | 日記・その他
懐石料理のあとはお茶席です。

食事のあと、お茶室へ案内されました。
ビルの中とは言え、路地の踏み石を歩いてお茶室へ。にじり口からの入席です。多少茶の湯の心得のある私ですが、初めての方にはにじり口からにじって入るのは厄介な事かもしれません。が、食事に見えたお客さんですから、どんな無調法も許されます。席に着くと、亭主がすかさず、「足を崩してお気楽に!」と気遣ってくれました。普通、懐石のあとのお茶席は、お濃茶が振舞われますが、この日は冷茶のお薄でした。どなたでも召し上がれるようにとの配慮でしょう。

この日の茶道具は、在り物です。在り物とは、正式な茶道具にこだわらず、亭主好みの在り合せの物を使うと言う事です。花器を利用した風炉、焼き物が釜代わり、水差しの蓋が蓮の葉でした。「蓮の葉の蓋」を主役に、カジュアルな亭主好みの取り合わせが見事でした。