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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

鬼の霍乱

2024年07月11日 10時34分05秒 | 日記
昨日起きた時から鼻水と咳が止まらない
こんなこと何十年ぶり?
出るものは惜しみなく出す(笑)主義なので、それらを止める薬は服用をしない
鼻水はしょっちゅう出るので絹の布をもってそれに当たっている
ありがたいことに洗えばすぐ乾くし、鼻も赤くならない
考えられるのは
・食べ過ぎ 肉や油もの
・冷房に当たりすぎ
・氷の食べ過ぎ

つまりは「食べすぎ」がすべての原因、それも3時間胃を休めて次の食物を入れるということを怠り、目に入ったものをつまむ

昔から体調を崩す前触れは、ジャンクフードのような決して常日頃食べないものを欲しがる。それがまた抑制が効かないのだ
というようなことを反省しながら昨夜はゆっくり湯船につかり、内臓まで温めて9時には休んだ。今朝起きてもまだ本調子ではないので今日は一日絶食をして、やたら白湯を飲み体調を整えようと思う
多分夜までには元に戻るはず

チャ子ちゃん先生は40歳の時から薬を飲んでいない。友人たちは今の食べ物には本来の力がないので、化学的なものでカバーする方がいるんだよ、と親切に進めてくれる
確かにそうかもしれない

薬をやめようと思ったのはおおきな手術をしたときからだ
手術台に上ったとき「ああすべてお任せよ」自分の意思をすべて消した。そうしたらなんと手術が終わった時
「一滴の血も流さなかったから、輸血の心配もなかった、どういう精神をしてるんだろう」と不思議がられた
そういうこともあって点滴なし。薬なしで誰よりも早い退院。
「いい勉強をさせてもらった、治癒能力を信じ、免疫を高めることが医者の役目だなありがとう」と主治医

老齢化してくれば「足す」モノが必要になるかもしれない
その時はまた内からの指図に従うだけ






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AI的人間

2024年07月10日 08時36分38秒 | 日記
AIが都知事選に出ていて、第二位の票を獲得した
その方は東京のことをよく知らないで、いきなり都知事選に出る人ということであまり興味も持っていなかったけど、二位になった。しかもテイックトックでの人気だというので、にわかに興味を持ちインタビューなど聞いてみた

記者の質問とまるっきり噛み合っていないのだが、知人によるとそれが若い人たちに受けたのだという

どうして都知事選に立候補をしたのですか?
政治屋を一掃したかったから
政治屋という定義は何ですか?
ですから政治屋を一掃するんです
その政治屋というのはどういう定義ですか?

残念ながら二位でした
NHKをはじめマスコミが私のこと報道しませんでした
ーーーーー

今後は国政にもうってでますか?
それも選択肢の一つですね
広島一区ですか?
ですから選択肢の一つです
具体的に教えてください
前の質問にもう一度答えるということですか?

正確ではないけどこういうやり取りが続く
イラついている質問者、涼しい風の二位の候補者

この人はクローン化した人間だという感じがした、日本の歴史、日本人の生き方、日本人のこれからの在り方などには全く関係ない思考の持ち主。だからこそ人気を得たのだろう。ということはそのような思考の持ち主が今東京にわんさといるということだ

改めて政策を見ると、当選した知事とほとんど同じ、これでは自らが政治屋だ

しかし彼の登場は、私たちが「生身」と「デジタル」の両方を容認する時代になっていることを明らかにした感じがする
いいとか悪いではなく、そういう時代が来ているのだ


今日は「チャコちゅうぶ」20時から

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冷やし中華

2024年07月09日 09時12分15秒 | 日記
真冬に冷やし中華を出す店が入谷にあった
お酉さまにお参りした後必ず仲間と一緒にその店に行って冷やし中華を食するのが楽しみだった
甘酸っぱい汁に麺固めにゆでていて、キュウリ卵焼き紅ショウガ豚肉が上に載っている、あの頃の冬は寒く、男たちは熱燗と一緒に食べていた
店は15人も入ると満杯の小さな空間で、そこを占領して大騒ぎ

ところがここ三年その店を案内する仲間が欠けたので、店のありかがわからず、いけないでいる
一般には「冷やし中華はじめました」と中華料理の店に張り紙が張られるのは梅雨に入ってからだ
上等な中華料理店にはないメニューだし、ほんまもんの中華料理店でもあまりない
ところが新宿のあるホテルの中華料理の店では、何ともうまい冷やし中華がでる。酢味噌と酢醤油の二種類を選べる。どちらも美味、当然梅雨に入ってすぐ行った。味が全く違う「どうして?」と聞いたらシェフが変わったというのだ、もうここには来れないな

チャ子ちゃん先生の冷やし中華の味の原点は「姑」の手料理。実家での夏はおソーメンだったので、中華系のもの、ラーメンも結婚して初めて口にした
姑は鳥ガラを煮立ててスープを取り、酢と醤油、それにみりんを加える、その加減は目分量というけど、この頃合いがいい。キュウリは塩でもんで切って氷の中に入れて冷やす、卵は塩と少量の砂糖を入れて焼く、姑の場合は鶏肉で塩ゆで、酒を少々入れる、紅ショウガも自分で作っている梅干の汁に漬けてあるので真っ赤ではない

この味と新宿のホテルの味がほぼ一緒だった。入谷の味はちょっと濃いけど真冬に食するというところが気に入っていた

チャ子ちゃん先生一人で店に入れないという習性があり、「冷やし中華始めました」という店に張られた紙を見ても素通りしていたが、昨夜は冷やし中華スキの知人が現れ、勇躍その近くの小さな店にはいった

なななんと!
美味しい、あの味だ。高級なホテルでの味とほぼ一緒。しかし味噌味は作ってはいないという。ここは鶏肉の代わりに豚肉っだった。なんか幸せ
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開票率ゼロで「当確」

2024年07月08日 09時23分21秒 | 日記
どこへ行っても「やめろやめろ」と大合唱にあい、ろくな演説もできず、会場から逃げるように姿を消していた人が、開票率ゼロの段階で、未だ投票場も締まっていないのに「当確」のニュース

ここまでおかしなことになると、多くの人が気づく、今この国で何が行われようとしているか

その一方で経済評論家の藤原直哉先生の資料発表では、いま世界のリード国はどこかがいいか?という問いに「日本国」と答えた人が13万5千429人の回答の32%だったという、つまり一位、ちなみに二位インド、三位アメリカ、四位ドイツ
現状の日本がとてもリーダーになれないような気がするが、世界は日本に何を期待しているのだろうか?

改めて日本という国の在り方を考えるいいチャンスが、この都知事選だったのかもしれない
レースの勝負はあらかじめ決まっていて、現職を辱め、更に利用するということを私たちに見せたのだろう
現職は単なる「駒」に過ぎないことが、都民の目にはっきりと映った
だからこそ一人一人が自分の生活をしっかりと構築する必要がある

もう政治というものに愛想が尽きた人も多い、一人一人の「民意」が大事と考える人も生まれている
だからこそ毎日の生活をしっかりと実りあるものにしようと、思う人もたくさん生まれている

人が何かをしてくれるのを待つのではなく、自分で自分の生活を立ち上げ、自分で考え日々暮らしていく
太陽も変わった、地球も変わる、そこに住む人が変わらざるを得ない、少し緊張感はあるけど、本当の自立が始まる七夕の日だったのかもしれない

くしくもこの日、奈良に住む上田夫妻の「新時代の手引き」という講義を受けていた、この中で脳神経学者のジル・テーラ博士がご自分が脳溢血で倒れた時の,脳の働きの分析がこれからの生き方の指針になった

左脳は「分離」を尊び右脳は「ワンネス」を尊ぶ、分離の世界は5000年も続いていたのだ、これからはワンネスの時代、右脳がよみがえる。だから日本がリーダー国にふさわしいのかも
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麻マヨネーズ

2024年07月06日 08時14分59秒 | 日記
10年前初めて大麻のオイルを使ったマヨネーズができた時興奮した
群馬の山奥で大麻の栽培を始めた人がいた
その農場を維持するために仲間がお金を出し合い農地と労働力を賄った
当時は「おおあさ」は「たいま」と呼ばれ、マ、今でもだが、多くの国民はその大麻の洗脳にあい、危険視している
しかし
大麻からはいろんな素晴らしいものが誕生をする
チャ子ちゃん先生は「繊維」について古くから大麻の研究をしていたが、その大麻からとれる「オイル」については知らなかった
手で絞ってオイルを取るのでなかなかの作業、そのオイルはやけどとか傷によく効くというので
「顔にもつけたいなあ」
と言って手に入れ、本当にそれは素晴らしかった
しかし年中一定にとれるわけではなく、商品化はできない

また大麻はクワ科の植物なのでその葉を蚕に食べさせたらどうなるか、ということで、農工大の横山先生に理由を話し、雑食好きの蚕を20頭ほど持って麻畑に持ち込み、勇躍新しい試みに挑んだのだが、それはあっけなく失敗

蚕は初め近寄って食べ始めたのだが、ただ舐めるだけ、一頭だけは食ったけどすぐやめた。慌てて近くの野生になってしまった桑の葉を切ってきて命は繋げたが、あえなく命を落とした蚕もいて、土に埋めた

この大麻畑の近くは養蚕が盛んだったところで、蚕室のある家屋もたくさん残っていた
当時元気だった松田マヨネーズの社長さんに案内され、そういう家屋を見たり、マヨネーズの工場を見学したりした
その時
大麻のオイルを使ってマヨネーズを作ってみようという提案が出て、試作品をいただいたとき飛び上がるほど美味しくてうれしかった
鶏も平飼いで元気に遊んで卵を産んでいた、エサも自然食、マツダマヨネーズがおいしいわけだと納得

暫く楽しんでいたが、コロナありオイルも取れにくくなり、また松田の社長さんもお亡くなりになりマヨネーズの姿が消えた、しかしこの度復活、料理好きには応えられないね

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人に分かってもらえない

2024年07月05日 09時12分26秒 | 日記
人に分かってもらえない
当たり前、人は「あなた」ではないもの
「わかってもらえないんですよ」と悩むのは「男」に多い
他人に認識してほしい、そういう男が最近増えた感じがする

ずっと見ていると
「男」は60歳くらいになると「幼児かえり」をする
世に出ている偉い人ほどその傾向が強い、企業の重鎮も
それだけ重荷を背負って男は生きてきたのだろう
それとなくかまってほしい
それとなく尊敬をしてほしい
それとなく大事にしてほしい
それとなく特別扱いをしてほしい

そして
「人に分かってもらえない」
と悩み酒を飲み、ゴルフに興じ、大谷を見て憂さを晴らす

若い男もそう
「みてみて」の大合唱
化粧はもちろん、踊ったりはねたり自分を中心にしてほしい人ばかり

そこへ行くと「モノづくり」の人たちは自分をしっかり持って、自分軸で過ごしている
人に分かってほしいなどと思わない、自分の満足したものを作り上げた時、称賛をもらえば儲けもの、自分自身の納得するモノづくりをしているので、人の評価は気にしない。自分が自分を誉め認めることを知っている

もちろん評価されれば素直に喜んでいる

どうして人に分からせようと躍起になるのだろう
人と違った見方をする人こそ今必要

敗戦後はみんな同じような人を育てることが「善」とされた
同じ思考をすることが「良し」とされた
「金太郎あめ」のようにどこを切っても同じ人しか現れない
「みんな違ってみんないい」
が平和の根元



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きものを識れば日本が見えて来る 16

2024年07月04日 09時43分08秒 | 日記
昨日は「チャコちゅうぶ」ができなかった
スマホで操作するも。多分若い方たちには簡単なのだろうけど、何回か挑戦すれどもできない、やなこっちゃー

加賀友禅作家の「由水十久」さんの工房を訪ねた
彼の父親初代由水十久さんには、いろんなことを教えていただいたし、よく一緒に歩いた

印象的なことは「京劇」にお供したとき、目は舞台を見ながら、手はスケッチブックで早い動きを書き写している。その筆の速さに見とれてしまう

料亭で作る弁当があるからね、と食い物につられていそいそくっついて回るのだから、チャ子ちゃん先生の下心は卑しい

しかしそれらのスケッチが生かされた作品を見ると、別の感覚が湧いてくる
同じ手法で描く日本画と友禅の表現の違いはいったい何だろうかと悩む

日本画家に画商というコンダクターがいるように、きものには問屋というシステムがあった
いづれもモノづくりの人たちを育て生活できるようにレールを引く。そういう仲介者がいるおかげで、画家も友禅師も自分自身の才能を深め高めることができる

しかし今友禅師の業界では問屋の力が激変している
本来問屋はそういうモノづくりの人の作品を現金で購入したものである。画家の発表の場は画廊だが、きものの発表の場は問屋を通じて呉服屋だ。呉服屋も仕入れていた

その構図が崩れていくとモノづくりの人は、出来上がったものをどう売っていくかまで考えなければならない

今着物を着る人は古着で十分と考える人の方が多い
確かに古着にはいいものもある。目の肥えた人たちにはお買い得
絵画は値が下がることはあまりないが、きものは手を通したものは、いや躾の付いたものも売りに出すと二束三文

こういう時代にモノづくりの人たちのご苦労に胸痛む


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過去はすべて肯定できる

2024年07月03日 06時45分48秒 | 日記
昨日三つの質問を受けた
「やり直したい過去ってありますか?」
「いいえ過去はすべて肯定しています」
そうなのですぞ
失敗があったから工夫が生まれた

陰で悪口言われてその時は傷ついたが、冷静に判断したら自分自身の落ち度が見えた、それを直すことで自分自身が生きやすくなった

意地悪をしたから「嫉妬とか妬み」の悪を知り、なぜ嫉妬をするのかという自分自身をグングン追及すると、うらやましさの裏返しであった
うらやましい という思いは自分をよりよく見せたいという思いの中にいるからだと理解
等身大の自分でいることの努力することで、楽になった

こうやって嫌な自分を見つめることは、いい自分の始まりのように思う

「老後をどう過ごしたいですか?」
「今の延長線」
「ゆっくり旅をするとか、毎日をのんびりと温泉でにでもつかるとかーー」
「毎日ゆっくりしています、そして毎日楽しいです、ですから今の延長線」

中野裕弓さんが説明する「愛のコーヒーカップしなければいけないわ」ではないが、自分自身をぱんぱんに満足させることが、周りのすべてを愛することのできる人間になる
という実感最近とてもよく理解できる

「夢はありますか?」
「多くの先輩たちに教わった日本の神髄を、きちんと伝えていきたい、あと10冊は本を書きたい、テーマが次から次に生まれるけど、今は本を出版するにもお金が必要、私は手元不如意なので、今一番問題、私の体から夥しい金が生まれる夢を見ましょう(笑)」

さて本日は金沢の由水十久さんの工房から「チャコちゅうぶ」
多分16時くらいになります













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今日は半夏生

2024年07月01日 08時18分41秒 | 日記
夏至から11日目をは半夏生と呼んでいる
この日までに稲を植えてしまわないと育ちが悪いということで、この半夏生から数日農家はゆっくりする習わしがあったのね
温泉などに行くのも農家の人たちの楽しみだった

半夏生という植物
「葉っぱアが半分白くなってる」
と初めて見た時驚きの声を上げたが
「しれは花だよ」
と教えてくれたのは草木染という言葉の創始者山崎斌さん

女が半分お化粧したみたいな「半化粧」から「半夏生」になったとか、夏が半分生まれる時期なのねと解釈したけど、美しい言葉だと思った

この時期闇が明るく、湿気の多い夕やみに女の人が白い顔を浮き立たせると、何やら怪しい雰囲気になる
このひそやか宵いの香りを日本画にて表現している作家のなんと多いこと

半夏生の花と言いオシロイバナと言い、夏の初期の花は何やら妖艶だ

半夏生の日は静かに自分を見る
夏越の祓が終わり、半年無事すぎたことへの感謝、そして次の半年に向かう
決心を見つめる

「淡々と過ごす」
半夏生の日にふさわしい言葉が湧いた
不安や怒り落胆、焦りそういう感情もあるけどそれは「学びとしてあるものだ」という受け止め方が出来そうだ「淡々」としていれば

雨の日の半夏生、白い部分が浮き上がる日
音もなく細き雨落つ半夏生




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