チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

佇まい

2011年12月17日 09時25分52秒 | 日記
昨夜フト見たテレビの番組に
佇まいの美しい女性の姿があった
まだお若いそのひと
歯並びが綺麗で目に慈愛を滲ませていた

ゴミの山の中に菩薩のような表情で座っていた
今はほとんど見かけない「佳人」という感じの女性だ
その人に引き込まれてその番組を見た

「金スマ」とか言っていた
片づけ方を教えていたが
その教え方が柔らかいのに凛としていた
確固たる信念を持って指導しその主張に揺るぎが無い
しかしあくまで表面は優しく愛に満ちている
相手の幸せを願うただそれだけの表情で
責めもせず妥協もせず淡々と愛だけを注いで導いていっている
こういう人が本当の指導者だ

アアこの人
チャコちゃん先生も本を読んだ「近藤麻真理」さん!
「人生がときめく片付けの魔法」
という本がついに100万部を突破したとは聞いていたが
「アアこういう方なの」
5歳のときから片づけを天職と思えたと
そのご本の中に書いてあった

ご自分の仕事、生き方に誇りを持っていると
このように菩薩のような佇まいになるのだと思って見ていたら
その番組の司会者が文字通り彼女を拝んでいた

こういう方が登場する日本はいいなあ
片付けは自分と向き合うことが重要視される
其れが出来るようになると生き方が変わってくる
自分の存在に確信を持ち
自分の行き方に責任を持てるようになる

食卓から日本を変えていこうとする美人の食卓
片づけから確実に日本は変わっていく
こういう人たちの働きを精一杯応援しよう

ここで忘れてはいけないのが
東京オリンピック前、そして少し後の日本の家庭
貧しい家でも家の中は片付いていた
たたみにゴミは落ちていないしモノは散らかっていなかった

ある長屋に住む人の取材に行ったとき
玄関の格子戸はもちろんお風呂の木の蓋までピカピカに磨かれていた
戸口においてある植木鉢の花も生き生きと手入れされていた
その周り全てがそういう暮らしぶりであった

大きな家に住んでいる人はもちろんのことすっきりと

日本人は本来美しく住むことが上手なのだと思う

チャコちゃん先生は親にいつも叱られていた
出しっぱなし、置きっぱなし、いつも何か探している

親が躾けるべきことが仕事になる世の中なのだと思った



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