チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 455

2021年10月13日 13時36分19秒 | 日記
20代30代の人にとって、特に男の人には着物は異国文化らしい。本日は次の出版の表紙の撮影があった。タイトルは「きもの東西」(まだ仮)日本に根強く残る東と西の風姿の違いを着物を通して紐解いてみた
西の着物を語るは京都祇園に生きた安藤孝子

そのため表紙は京友禅と東京友禅さらに江戸小紋を加えてデザインをするという
「こんなところに鳥が飛んでいる」
「海岸を描写しているからね」
「葦の葉がみんな同じ形でなんでこれ三本魚網ですか?みんな三本」
「物語があるのよ、浅草の観音信仰、浅草神社の神紋見たことある?三本の魚網でしょう?」
「すだっけ?おみこし入れてるところにあったなそういえば、なんでそれが着物の柄になるわけですか?」

語ると長い話になるので、着物の柄はある意味ニュースペーパーで、まだ見たことのない地を柄で伝え、また神事を柄で伝える。着物は八方の気を収めるとい、八枚の布からできているのですものね

と着物語りが尽きない
着物を全く別の角度から理解してもらうことが着物に興味を持たせる速い方法だと最近思っている
着物と日本の文化、そして先人たちの知恵に非常に興味を持ってくれるんだ

着物より洋服が好きだったチャ子ちゃん先生は、ある意味いじわるな目で着物を着ているうち、着物の深さにはまったという感じでもある

若い人と語り合えるのは、着物を好きだと思わなかったからだ。しかし着物が連れていく日本の様々な「古今」には魅惑されている
未知のものに興味を持つ人間の本能を満足させてくれるのも着物だとっ最近思う

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