昨日と今日「シルク伝道師養成講座」の四期生養成を神田で行っている
この四期生を加えると養成講座を受けた人は50人を超える
そして講座を受けた受講生たちがこの11月1,2日に、大田区の池上本門寺の会館で研究発表を行う
一期生と二期生で「シルクと時空を超えて」の上映会を今年2月日比谷図書館のホールで行い大成功を収めた
シルクを考えるとそれは日本の国の在り方に通じる。よその国にいい顔をするために生産量を減らされたり、輸入量を増やしたりする国策に、私たちはようやく気付き、日本を守るためにはまず身の回りのことから整え、繋いでいかなければならない
それが私にとってはシルクだが、他にもお米、野菜、魚、木綿、大麻、林業、建築など数え上げれば両手両足の指を使っても足りない
シルクという言い方にも抵抗を感じていたので、シルクという言葉がどこから生まれたのかを調べたら、それは「満州語」であった
満州の場所は「柞蚕」という蚕の養蚕が盛んで、「しるけ」というような発音だったらしい、それがシルクロードを手繰って西と東に進み、西でシルクとなり、東で絹となったと古い書にあった
日本には古事記にも蚕のことが出てくる、天皇陛下の代替わりである「大嘗祭」には絶対に大麻と絹の布が必要なのだ
この二つの繊維がいま日本から消えようとしている
どうして?
石油繊維を使いたいからに他ならない
だれがそれをのぞむ?
なぜ?
明治維新からの近代国家の立役者は「蚕」であった
蚕の吐く「生糸」蚕の卵である「蚕種」がこの日本を支えた
このことを多くの人に知ってほしい
更に「絹」がいかに人間の体を守り免疫を高めてくれるかということ、このようなことを学ぶ「シルク伝道師養成講座」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます