チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

目出度しめでたし

2021年03月28日 15時13分25秒 | 日記

めでたしめでたし、いいなあ日曜日のお楽しみだった昔の朝ドラ

やはり思い通りの筋書きとなり、チャ子ちゃん先生喜んでいる。平和だわさ

NHKの朝ドラ「澪し」がそれ

まあ見事に戦争で人を殺してしまい、後の時代に役立つ人が残る。神仕組みのような筋書き

運命の流れに沿って生きている女主人公は、周囲の思惑を知りながらもその中で自分流の幸せをつかみ、日々暮らしている。自分に「いまは幸せ」と言い聞かせながら、心の底ではいつも初恋の人を思っている

昔はこういう女性が多かったのだろうなあと思う

幸いドラマの中では男が待ってくれている。ここで思うのは男の方が自分の想いを通しやすい時代でもあったのだ

跡取りなのに自分は初恋の女としか結婚しないと言いはり、そのように行動をする。そこまで愛せる人と人生の中で巡り合えることは苦しくも幸せで、自分自身を強くする。そういう男は人の痛みもわかり、周囲からも慕われる。真実の愛しか受け入れないので、遊び女との交際は全く考えられない。つまり自立っした見上げた男だ

 

女の方も戦争で未亡人になっても、まだその妻だと言い張っているが、其れもこの時代では仕方のない女の生活。しかし最後はいつの日か、自分を待ってくれている初恋の人のもとに行くだろう自分を許している。

筋書きを描く人はやはりうまい

特に毎日の連続ドラマはその日の15分の中に紆余屈折を入れねばならないし、さらに先の布石も作っておかねばならない。視聴者を一喜一憂させながら話を作っていくのだから、作者もいろんな体験が必要であろう

 

若い頃小説家の先生たちにいろんなところにお供させられたが、先生たちはただ面白おかしく飲んでいるんではなく、そこで情報収集をしていたのだと思う。必ず感想を聞かされ、その感想が役に立つと褒められ、更に褒めてもらおうと、必死に、耳をダンボにして、ママさんや女たちの話を黙って聞いていた時代がある

男の視点と女の想いが全く違うことも人生勉強だといわれた

女を利用してのし上がる男は最低だと軽蔑した、というより女の方がもっとしたたかだということもわかった。女の方が怖いなあ

 

しかしこのドラマの中で輝く男は世の中には基本的に少ない

ややもすると女々しいと思われてしまう「いつまでも昔の女への想いを引きずってーー」と

しかし違う。潔さと深い思いというものが同居することをこの作者は伝えたかったのかもしれない。それが男の本音なのかも。作者は男だから、そこを感じてほしかったのねと思った

 

楽しかった!さあ気分よく歌のレッスンに励むぞ!


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