チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

家系図の続きをちょっと

2019年04月17日 22時37分14秒 | 日記
戦前の法律では親の財産の全ては長男が受け継ぐことになっていた
その意味は家系ををきちんとつないでいくということで
その家を未来永劫栄えさせて生きることであった

次男は暖簾分けをもらい分家になるか
男の子のいない家の養子になって養父の跡をきちんと継ぐ
また女の子は親の財産をもらえないのでしっかりと嫁入り支度を用意しある意味の財産分与をしていた

長男は親から財産をきちんともらうがそれはその財産で先祖の追善供養をする義務も負わされていた
しかも兄弟や親戚一同の面倒も見る

こういう家族制度が壊れたのは連合軍が作った新憲法だ
第九条の戦争放棄はいいがそれ以外の憲法内容は一度しっかり読んでみてほしいといつも思う

親の財産は子供が等分に分けるようになり屋敷が細かく分割され日本は特に都会は一軒家が少なくなった
家族が核家族になり文化の継承が希薄になってしまった

長男はそれでも家族の面倒を見るという習慣が残り
経済的にも非常に厳しく親の面倒まで手が回らない状態になっている
家業を継ぐのと家督を次ぐのは意味が違う
家業は職業であるが家督は先祖の霊を弔うことになると思う
それができなくなった日本はご覧のように家族バラバラみんな経済的な力がなくなっている
(もちろん一部には大富豪もいるが一般的には戦前のような豊かな人は少ない)

家系図を作ると日本人がどういう暮らしを良しとしてきたかがわかる
そうあるべきだというのではなく
今の日本は捨てたもの消したもの忘れたものが多すぎると言いたいだけ

新しい時代に入り
自分のルーツをしっかり見極めることtがまず必要なのではないかとつくづく思う
家系を知ると本当の自分が微細にわたりわかってきて
生きる目的が明確になり未来が広がる

他人からの情報より
まず自分自身の情報を知ることが新しい時代をどう生きるかに必要だとチャコちゃん先生は考える

#着物 #長男 #新憲法 #連合軍 #チャコちゃん先生 #中谷比佐子


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