浅草では「白い着物」オンパレード
白い着物、白いリボンをつけた少女たちが喜々として歩いている
昨日は陽気がよくて羽織るものもいらないほどの暖かさ
真っ青の空に白い着物はとても美しい
しかしそれにしてもどうして白い着物なのだろう
よくよく見るとほとんどがレースだ白いレース
作られた流行なのか自然発生の流行りなのか理解に苦しむが、嬉しそうだ
かくいうチャ子ちゃん先生も白い着物を着ていた
若木の櫻の樹皮で染めたものでうっすらとpink
「生繰りの糸なんだよ」と気取ってみても
「白い着物を着た人」でひとくくりであろう
けさ青い空を見て白い着物が着たくなった
きっと少女たちもそうであろう
でもすでに白い着物がたくさん用意されていたことに驚く
昨日は浅草でもう一つショックがあった
もう何十年と懇意にしている「豆や」が廃業をしていた
浅草のこの豆やは素朴で豆の味がよく必ず立ち寄る店であった
家族経営らしく愛想もないのだが豆はおいしい
所が一昨年から200グラム以下は売らないという
100グラムずつ20種類購入していたので不便になったなと思った
昨年は仲見世全体が休んでいて買えなかった
喜々として店に急いだら
無い
店がない
キョロきょろ見回すが店はない
交番に行きおまわりさんに尋ねると
「ええーそんなはずないよつい最近まで店あったよ」
「ないですよ」
「ええーー?ほんとだ、どこへ行ったんだろう」
おまわりさんと二人して探した結果
跡取り問題で店を継ぐ人がいなくなったとわかった
老舗が消えた